世の中から成功者として認められて生きている人たちには、何かしら共通点があるはずだと思っている人もいるでしょう。
これはメディアでもしばしば語られることで、成功者と呼ばれる人たちが共通して持っている要素は確かに存在します。
この記事では成功者の共通点と、そこからわかる成功しない人との違いについて解説します。多くの成功者が持つ考え方や価値観、それに基づく行動を知ることで、目標を達成するヒントが得られるかもしれません。
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成功者の共通点とは?
それではさっそく、世の成功者たちの共通点を5つご紹介していきます。
一般的な考え方や、ご自身の価値観と照らし合わせながら読み進めてみてください。
目標がハッキリしている
成功者は目標が明確でまっすぐに見据えています。
成功とは目標や夢を達成することに他なりません。つまり、目標を定め、ゴールを思い描いていなければ成功を勝ち取ることはできないのです。
成功者は自分が何を目指していきたいのかを自問自答し、これこそが私の成し遂げたいことだ、やりたいことだというゴールを導き出しています。
ゴールが明確になれば、そこに到達するには何をするべきなのかも具体的に考えられるようになります。そのために必要な知識を付け、情報を収集し、実践的に行動を起こすという流れもスムーズに進められるでしょう。
目標に対する思いが強ければ、具体的なアクションを起こし、ゴールへ向かう推進力も得られて自然に前に進んでいけるようになります。
意見を柔軟に受け入れる
他人の意見に対して寛容かつ柔軟に受け入れられるのも成功者の共通点です。
自分の意見もきちんと主張しますが、周囲の意見を決して真っ向から否定することはありません。まずはよく話を聞いて受け入れ、自分の中で消化して詳しく理解し、許容することに努める習慣ができています。
自分の外側から届く声は、自分だけではわかり得ないことを知る機会や新たな気づきのチャンスを与えてくれるものです。柔軟に、そして真摯に受け入れていくことで、成功者は自然に自身を成長させています。
かといって、他人に流されてしまうことはありません。自分の信念が確立されているので軸がブレることなく、自身が向かいたい目標を目指して躍進できるのです。
行動力に長けている
成功者は速やかな判断をして行動を起こす点が共通しています。行動を起こさなかったら何も始まらないことをよく理解しているのです。
頭でいくら考えていても、実際に行動しなかったら結果は生まれません。結果がなければ成功につながることもないのは明らかでしょう。失敗したとしてもそこから学んで次に生かせば良いだけで、常に前向きに「行動なくして成果なし」を体現しています。
勉学でもビジネスでも、行動の有無が成功するか否かを分ける大きな要因になっています。
A君:失敗することを恐れて何ヶ月もかけて慎重に計画を練っている
B君:計画を立てたらすぐに行動に移している
成功する可能性が高いのは、本当に必要な行動を起こしているB君だと言われれば納得できるでしょう。これがまさに成功者が当たり前のようにやっていることなのです。
努力を惜しまない
成功者は誰もが皆、努力家です。
目標に向かっていくために必要な知識や技術などを獲得するのに努力を惜しみません。人の話を聞き、本を読み、練習を繰り返し、人一倍の努力を続けて能力を伸ばしています。その向上心や成長意欲が成功の源泉になっているとも言えるでしょう。
プロサッカー選手の本田圭佑氏も、
と述べていますが、成功は成長した先に見えてくるものです。正しい方向で成長すれば成功は結果としてついてきます。
成功者の中には成功しようという意識を持っていない人も実は少なくありません。やりたいことをできるように成長したいという意識で本気で努力を重ねてきたら成功してしまった人も多いのです。
責任感を持っている
成功者が共通して持っている特徴として責任感の強さも忘れてはならないでしょう。自分がやるべきことへの責任という意味ももちろんありますが、成功者は自分の人生そのものに対して責任を持っています。
「これをやろう」と決めるのは自分の意志であって、他の人に「やれ」と言われたからではありません。つまり結果がどうであれ、その責任はすべて決断した自分にあるのです。
だからこそ、成功者は努力を厭いません。責任を持つという覚悟は自分自身を奮い立たせることにも直結しています。
成功者は生活習慣にも共通点があった!
成功者には考え方の特徴にも共通点がありますが、日常生活にも似ているところがあります。生活習慣なら真似できるかもしれないと思う人も多いでしょう。
ここでは日常的な習慣についてどのような共通点があるかを解説します。
読書をする
成功者は読書を好む傾向が強く、意識的に習慣を作ったという人すらいます。
経営者や政治家、資産家などには特に共通する習慣で、国内外を問わず一流と呼ばれている人たちは、よくインタビューでも読書習慣についてコメントしています。
情報過多の時代になり、ネットでも情報を簡単に得られるようになりました。しかし、成功者はあえて本を選んで知識をインプットしています。雑多に情報が流れてくるネットとは違い、本は一つのテーマに関する情報を集中的に得られるので、主体的に考えながら知識を蓄えられるからです。
また、本を一冊執筆するにはブログ記事を書くのに比べて多大なエネルギーを必要とするため、著者も魂を込めているでしょう。成功者はそれを肌で感じ取って英気を養っているとも言えます。
なお、成功者の読書習慣については以下の記事で詳しくご紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

体調管理をしっかりとする
成功者は健康志向の人も多く、体調管理を徹底しているのが共通点です。
「継続は力なり」と言いますが、体調を崩して目標に向かって歩めない日が続いてしまってはゴールが遠ざかってしまいます。大事な日に体調が悪くなってベストパフォーマンスを発揮できなかったら後悔するだけです。
アスリートは本番に向けて何ヶ月も前から体調管理に力を注ぐことがよく知られています。経営者や実業家も同様で、一日たりとも気を抜ける日がないからこそコンスタントに高いパフォーマンスを維持できるように健康には気を遣っています。
どれだけ忙しかったとしてもヘルスケアには余念がなく、自分なりの体調管理ルールを決めている人も少なくありません。
リフレッシュをする
成功者の体調管理はメンタル面にも及んでいて、リフレッシュの機会をとても大切にしています。
経営者でもアスリートでも、成功者は毎日が緊張の連続です。重要な決断を自分の責任で行い続けなければならず、息抜きの時間を作らないと疲弊してしまってパフォーマンスの低下や判断ミスを招くことになりかねません。
そのため、日常生活にリフレッシュタイムを設けることで心身を健やかに保とうという意識が強く、いつもベストな決断ができるようにしています。
リフレッシュの仕方は人それぞれで、政治家や経営者には朝にトレーニングをする人が多い傾向があります。
ティム・クック(Apple CEO):毎朝4時に起きてジムで運動
バラク・オバマ(米元大統領):起床後すぐに45分の筋トレと有酸素運動
ジャック・ドーシー(Twitter創業者):5時半に起きて瞑想後6マイル走る
朝の運動による健康効果が示されていることも踏まえた選択だと考えられるでしょう。
成功者の共通点から見える失敗する人との違い
成功者の共通点を見てみると、今度は成功する人とそうでない人の違いが気になるのではないでしょうか。
ここからは成功者とそうでない人との決定的な違いについて多角的に考察します。
時間を大切にしている
成功者は時間の価値を重々承知していて、一分一秒を大切にしています。
ユニクロ創業者の柳井正氏は、有限な時間を意義あるものにしたいという思いを次の一言に込めています。
「付き合いだから仕方がない」と言いながら気乗りしない飲み会に参加した、という経験は、社会人なら誰でも一度はあるのではないでしょうか。
柳井氏の言葉は、そうした惰性の行動がいかに無価値であるかを考えさせられます。成功できない人は、目的意識を持たずに行動して時間を浪費してしまいがちです。
柳井氏自身、仕事が終わった後に社外の人と食事をするのは月に1~2回程度で、ほとんどは直帰して一人でビジネスについて考えたり本を読んだりしているのだといいます。
また、先述のとおり成功者には早起きが多いというのも同様の理由で、たとえば1時間早く起きればそのぶん自由に時間を使うことができます。
私たち人間に与えられた時間は1日24時間、誰もが平等です。その時間の質をいかに高められるかで生き方が大きく変わってくると言えるでしょう。
失敗を経験のひとつと考えている
失敗は「してはならないもの」「恥じるべきもの」と認識している人は多いでしょう。
確かに失敗は少ないに越したことはないですが、すべてが思い通りにいくとは限りません。しかし、多くの人は一度失敗してしまうと「自分はダメな人間だ」と思い込み、努力することを諦めてしまいます。
成功者は失敗をネガティブに捉えることはしません。失敗はあくまで経験の一つであって、やがて成長の糧になるものだとポジティブに受け止めています。失敗から学んだことを生かせば、もっと大きな成功に向かうことができるからです。
こうした考え方ができるからこそ成功者は他人の意見を受け入れ、積極的なコミュニケーションを取っています。失敗を恥じて隠すようなことはせず、しかるべき相手に相談してフィードバックをもらいます。
人に意見を聞けば、その人しか経験していない失敗に基づいた貴重な情報を得られます。それが最終的には自分を成長させ、大きな躍進を遂げられることになると考えているのです。
環境の影響力を理解している
環境に対する認識の違いは成功者とそうでない人を大きく分けるポイントです。
成功者は自分を取り囲む環境の影響力を理解しているからこそ積極的に行動を起こします。
もっと自分の能力を活かせる会社に転職をする
意識の高い人が多く集まるセミナーや勉強会に参加する
ネガティブな考えの友人とは距離を置く
といったように、慣れ親しんだ環境からも飛び出す勇気を持っているのが成功者です。
失敗する人は「自分が環境に置かれている」と認識して、変える努力をしない場合がほとんどです。失敗の言い訳として環境をタテにして自分を守っていることすらあります。環境がもたらす影響力を見て見ぬふりをしていては成長できないという認識が欠けているのです。
これは人の和を重んじる日本社会において、集団から外れるのが怖いという理由もあるでしょう。しかし成功者は、孤独になることさえも恐れません。
詳しくは以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

休むことの大切さを知っている
成功者は目標に向かって走り続けていると認識している人もいますが、そうでない人たち以上に休むことを重視しています。
徹夜をしてもパフォーマンスが上がらないのは身をもって体験している人もいるでしょう。人の集中力が続くのはせいぜい30分程度で、心身を休ませなければパフォーマンスは維持できません。
失敗する人は無理をしても「時間をかけて取り組んだ」ということに満足してしまう傾向がありますが、多くの場合はクオリティが伴っていません。仮に無理をして成果をあげたとしても長くは続かず、やがて心身のバランスを崩すことになるでしょう。
時間を有効活用するには自分を酷使せず、休憩を盛り込むことが必要だと成功者は認識しています。むやみに努力をするのは意味がないと考え、休む大切さを正しく理解するのが成功につながるのです。
成功者の共通点を真似ることが成功のカギ
成功には日本に古くから伝わる「守破離」が大切です。成功者の共通点に着目したモデリングを徹底して、真似をすることから始めてみましょう。
ここではその際に重要なポイントを紹介します。
どれか1つから真似てみる
既に大きな成功を遂げている人の全てを真似するのは困難です。まずはどれか1つに着目して取り組んでみましょう。
自分が興味のあるものから選んで1つずつ丁寧に真似をしていけば、最終的にはきっとカバーできます。踏み出すハードルを下げるのが大切なので、欲張らずに1つに絞り込むのが賢明です。
何から始めたら良いか迷ってしまうなら生活習慣に着目してみましょう。成功者も人間ですから、決して無理なことを日常生活では行っていません。
以下の記事で成功者の生活習慣について取り上げているので、ぜひ参考にしてください。

成功体験を積み重ねる
どんなに小さな物事でも構わないので、成功を成功として認識して実感を得るのが大切です。成功体験を積み重ねていけば確固たる自信を持てるようになります。
自信は成功者になるために欠かせないものです。「自分はやれる人間だ」と思えなければ果敢にチャレンジすることも、努力を続けていくことも難しいでしょう。
チャレンジや努力は新しい成功を生み出し、成功は次なる挑戦へのモチベーションとなります。そうして挑戦→成功の好循環が生まれれば、誰かの真似をせずとも自分の力で大きな成功をつかめるようになるはずです。
まとめ
成功者は皆、自分のパフォーマンスを維持向上させ、自信を持って物事に取り組めるように努めています。
このような共通点を理解して手本としていけば、きっと成功に近づくことができるでしょう。決して無理をせず、日々少しずつ取り組んでいくことが重要なポイントです。
しかし、中には「自分には夢がないから成功者の真似をしても意味がない」という人もいるかもしれません。
確かに年を重ねると、子ども時代のように「○○になりたい」「△△をしたい」とはなかなか言えなくなるものです。これは現実というものを知ってしまったからに他なりませんが、それでも「こんなふうに生きたい」という理想は誰にでもあるでしょう。
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