「成功には努力がつきもの」と言いますが、その量や時間は成功の大きさに比例すると言えるでしょう。
前人未到の偉業を成し遂げた人々は、普通の人たちにとってはもはや”異常”とも思えるような努力をしています。
成功者を目指すあなたは、ご自身の努力量の目安として、世の成功者たちが実際どれだけ努力をしていたか知りたくはありませんか?
そこで今回は、圧倒的な努力量で成功を勝ち取った10名のエピソードをご紹介します。後半では努力が結果に結びつかない人の特徴もあわせて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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そもそも成功者は努力しているつもりはない
冒頭でも触れたとおり、大きな成功をつかむ人は、はたから見れば異常なほどの努力をしています。ところが、当の本人たちにはその自覚があまりありません。
「努力している」というのはあくまでも第三者による評価です。
本人たちからしたら、
楽しいから!
好きだから!
…といった理由で無我夢中で取り組んでいるだけで、それを努力と思っていないケースが多いのです。
「努力」という言葉の意味を調べてみると、
とあり、本来はある程度の苦労を伴うものであることがわかります。
しかし、成功者たちは辛いなどと感じてはいないでしょう。「自分がそれをしたいからしている」というのが、多くの成功者のとらえ方です。
圧倒的な努力量を誇る成功者の実例
とはいえ、目標が実現するまで物事に取り組み続けるのは努力に他なりません。
好きなことに没頭しているだけとはいえ、時にはうまくいかないこともあります。成功者たちは、失敗や挫折もすべて乗り越えてその道の頂点に立っているのです。
では、実在する成功者たちはどのくらい努力しているのでしょうか。
ここでは各界の一流成功者10名の実例をご紹介します。
イーロン・マスク
電気自動車企業テスラ、そして宇宙開発企業スペースXのCEOを務めるイーロン・マスク氏。何日もオフィスに入りびたり、ほとんど寝ずに仕事に没頭していることから、テスラ社の社員の間では”超人”と呼ばれたこともあるようです。
以前、南カリフォルニア大学マーシャル経営大学院で行われたスピーチでは、
と、まさに超人的な努力量で仕事をこなしてきたことが本人の口から語られました。
孫正義
日本を代表する一流大企業ソフトバンクグループのトップに立つ孫正義氏。
『狂ったほどの努力がないと翼なんか生えてこない』という名言が知られていますが、アメリカ留学時代には本当に狂ったほどストイックに勉強していたといいます。
その当時のことを、孫氏本人はこのように語っています。
Twitterの投稿によると、当時は1日18時間も勉強に費やしており、そこには英語がわからないことを問題が解けないことの理由にしたくないという思いがあったそうです。
藤田晋
会員数6500万人を誇るブログサービス「アメブロ」を運営する株式会社サイバーエージェントのCEO、藤田晋氏。
著書「渋谷ではたらく社長の告白」の中で、起業当初は「週110時間労働」を目標に掲げていたことを明かしています。
かなり無謀にも思えますが、実はその背景には藤田氏なりの考えがありました。
創業したばかりの会社は取引もまだ少なく、意外とやることがないものです。しかし、拘束時間が決まっていると、余った時間で必然的に決まった業務以外のことをするようになります。これこそが藤田氏の狙いです。
新たなビジネスアイディアを出したり、苦手な分野に関する勉強をしたりと実に様々なことに取り組んだといいますが、それらはいずれも功を奏する結果となり、やがて時間を決めて働く必要などないほど忙しくなっていったそうです。
堀江貴文
東京大学在学中に株式会社ライブドアを設立し、IT時代の寵児としてもてはやされた”ホリエモン”こと堀江貴文氏。
証券取引法違反容疑による逮捕、実刑判決を受けるという大きな挫折を味わったものの、現在は起業家やタレント、YouTuberとして多方面で活躍しています。
新たなことに次々と挑戦し、成果を出しているのは、人知れず努力をしているからに他ありません。
本人は「頭のいい人も努力が必須だと思われたらチャレンジする人が減るから」とあえて隠しているそうですが、著書「本音で生きる」にはこんな一節が登場します。
成功までのルートに抜け道などなく、ひたすら努力するしかないことを、堀江氏もこれまでの様々な経験の中で感じてきたのでしょう。
中谷彰宏
成功者を目指す人なら一度は読んでいる自己啓発本「なぜあの人は」シリーズの著者、中谷彰宏氏。俳優としても活躍しています。
早稲田大学在学中は演劇科を専攻していた中谷氏は、映画監督になりたいという夢を叶えるために「月100本の映画を観る」というノルマを自分自身に課したそうです。
当時は動画配信サービスはおろか、ビデオレンタルもない時代。映画雑誌「ぴあ」を片手に、ひたすら映画館をハシゴしたと言います。
このノルマは、中谷氏が「まずは量をこなす」ことを重視しているためで、著書などでも「量をこなせば自然と質もついてくる」という量質転化を主張しています。
大平光代
2003年に女性初の大阪市助役に就任した、弁護士の大平光代氏。波乱の半生を描いた自伝『だから、あなたも生きぬいて』はミリオンセラーを記録しました。
大平氏は中学時代に壮絶ないじめを受けた経験があり、自分の居場所を求めて暴走族の仲間入りをします。そして16歳の時に暴力団の組長と結婚し、いわゆる極妻に。その背中には今も観音様がいるそうです(※入れ墨)。
ほどなくして離婚し、夜の世界に足を踏み入れますが、父親の友人のすすめで立ち直ることを決意します。
そこから猛勉強を開始し、22歳で宅建試験に合格。この時点での学歴は中卒です。その後、29歳で最難関と言われる司法試験に一発合格しています。
当時は勉強に集中するために机と椅子に体を縛り付けていたそうで、勉強のしすぎで腱鞘炎にまでなったそうです。著書の中では湿布薬・包帯・痛み止めを「三種の神器」と呼び、手の痛みに耐えながら必死で勉強したことが語られています。
クリスティアーノ・ロナウド
史上最多得点記録を誇るプロサッカー選手、クリスティアーノ・ロナウド氏。
ファンの間では「天才のメッシ・努力のC.ロナウド」などと言われることもありますが、確かにそのとおりで、TVCMでも話題となったボディを見ればそれは一目瞭然です。
彼はまさに”トレーニングの虫”で、練習場にはいちばん最初に来ていちばん最後に帰るといいます。また、シャワールームで誰よりも多く腹筋する習慣があり、15歳の時から今でも続けているそうです。
食事管理についても10代の頃から徹底しており、アルコールやたばこはもちろん脂肪分の多い食べ物やジュースなども一切口にしないのだとか。
ロナウド氏自身も努力の大切さを自ら語っており、
と、持って生まれた能力だけでは成功することができないと述べています。
マイク・タイソン
元WBA・WBC・IBF世界ヘビー級統一王者、ボクシング界の頂点を極めたマイク・タイソン氏。
アメリカ国内でも特に治安の悪い地域に生まれたタイソン氏の幼少期は、決して幸福ではありませんでした。いじめから非行に走り、12歳までに51回も警察に逮捕されたそうです。
しかし、少年院でボクシングと出会い、人生を変えるきっかけを手に入れます。ヘビー級ボクサーとしては小柄だったにもかかわらず、自分よりも大きな選手を次々とリングに沈めていきました。
多くの人を惹きつけた圧倒的な強さの源は、日々の練習量にあります。
実際どのようなトレーニングをしていたのか、その一例をご紹介しましょう。
毎朝5時に起床
約5kmのジョギング
腹筋2,000回
ディップス500~800回
腕立て伏せ500回
シュラッグ30kgのバーベルで500回
これほどハードなメニューを毎日続けるというのは、誰にでもできることではありません。
マイケル・ジョーダン
バスケットボール界の最高峰NBAで活躍したスーパースター、マイケル・ジョーダン氏。
その功績から、ファンの間では”バスケの神様”と呼ばれていますが、とあるインタビューで「成功する秘訣」を尋ねられた際には以下のように答えています。
ジョーダン氏は、生まれながらにして優れたバスケットボールプレイヤーだったわけではありません。実は高校時代には、1軍チームの代表メンバーから落とされるという挫折を経験しています。
落ち込むジョーダン氏を再び奮い立たせたのは、彼の母親でした。「練習して鍛え直しなさい」という母の助言に従い、毎朝6時に家を出て自主トレーニングをするようになったのです。
大学進学後も、自分の弱点を克服するための厳しいトレーニングを自分に課したそうです。シーズン最後の試合に負けた後には、何時間もかけてシュート練習を繰り返しました。
そんな努力家の一面を持つ彼を、シカゴブルズのアシスタントコーチをしていたジョン・バック氏は「天賦の才を常に磨こうと考える天才」と評しています。
イチロー
3歳ではじめてバットに触れて以来、寝る時ですらボールを離さないほど野球好きな子どもだったというイチロー氏。小学校時代の卒業文集にも「プロ野球選手になるのが夢」と書かれています。
さらに、その作文では日々の練習についても触れていて、まだ子どもながらハードな練習をこなしていたことがわかります。
小学3年生の時から365日中360日は激しい練習をしている
友達と遊べる時間は1週間のうち5~6時間
その後、ドラフト指名を受けてオリックスに入団。幼い頃からの夢を叶えるわけですが、彼はプロになってからも人並み以上の努力を続けました。
イチロー氏とともに球団を盛り上げたパンチ佐藤氏は、次のように明かしています。
そして、日本時代には7年連続首位打者獲得、メジャーリーグ移籍後は10年連続200本安打など様々な大記録を打ち立てる名バッターに。
年間安打数の記録を破ったときのインタビューでは、
と語っています。
【悲報】努力をしても成功できない人の特徴は?
どの業界・分野の成功者たちも、人並み以上の取り組みを続けたことでその道の頂点を極めたことがわかりました。イチロー選手の言葉にもあるように、努力を積み重ねた先に大きな成功があるのです。
しかし、どれだけ努力しても、残念ながら結果につながらない人もいます。これは本人の資質や能力ではなく、努力の仕方に少々問題があるようです。
ここからは、努力しても成功できない人の特徴をご紹介します。今現在、夢や目標を叶えるために頑張っている人は、自分が正しく努力できているか確認してみましょう。
目標達成の期限を決めていない
まず、努力が結果に結びつかない人の多くは、目標を達成する「期限」を決めていません。
期限のない目標は、言ってみれば「ゴールのないマラソン」です。そもそもゴール地点が設定されていなければ、どれだけ頑張って走り続けてもゴールに到達できません。
それと同じで「いつか成功したいな…」という漠然とした考えでは、結局どこにもたどり着けないまま。やがて努力する気力だけが失われていきます。
明確なゴールがあるからこそ、人はそこに向かって努力できるものです。夢や目標を持ったら「いつまでに叶える!」という期限を設定しましょう。
努力する方向性が間違っている
また、中には努力する方向性が間違っている人もいます。
これもマラソンに例えるとわかりやすいでしょう。ゴールに向かおうとしてはいるものの、ぐるっと遠回りをしているような状態です。
なかなか結果が出ないと「自分の努力が足りないせいだ」「もっと努力しなくては」と努力量の問題にしがちですが、努力する方向性が間違っていたら結果は出ません。
思い当たることがある人は、自分のゴールをもう一度見直して軌道修正をしましょう。
承認欲求が強すぎる
承認欲求とは、簡単に言うと「他者から認められたい」という思いのことです。自分の頑張りを認めてほしいという気持ちは誰しもあるものですが、それが強すぎるとなかなか成功できません。
このタイプは、自ら成功を遠ざけてしまっていると言えるでしょう。なぜなら、努力の成果を自分自身で認められず、周囲からの評価に一喜一憂してしまうからです。
努力する目的が「自分の夢を叶えること」よりも「他者から認められること」にあると、いくら努力しても達成感が得にくく、モチベーションを保つのが難しくなります。
周囲の目を気にせず、自分が本当にやりたいことを今一度考えてみると良いでしょう。
まとめ
今回は、各界で活躍する成功者たちの努力エピソードをご紹介しました。
成功者たちは誰もが避けて通りたいと思うようなハードワークやトレーニングにとことん注力しています。しかし、彼らは一様に、目の前のことに無心で取り組んでいただけに過ぎません。
将来的に成功したいと思っているなら、まずは心から夢中になれることを見つけるのが先決と言えそうです。
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