世の中で「成功者」と呼ばれる人たちは、一体どんな性格をしているのでしょうか。また、どんな性格だと成功者になれるのでしょうか。
ここでは成功者の性格分析から、世界の一流成功者たちの性格にまつわるエピソードまで、総合的に解説します。
ご自分と共通する性格を見つけ、取り入れられるところは取り入れて「成功者」に一歩近づきましょう。
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成功者と呼ばれる人の性格10選
それでは早速、成功者と呼ばれる人々に共通する性格的特徴を、各界に実在する一流成功者たちのエピソードを交えてご紹介していきます。
ここに挙げる性格的特徴は、成功者の本質と言っても過言ではありません。成功を目指す人は、ぜひ参考にしてご自身にインプットしてみてください。
キレイ好きである
キレイ好きは、成功者の性格としてもっとも「あるある」の一つです。
仕事場やデスク、さらにはカバンの中にいたるまで身のまわりを整理整頓するのが上手で、そうした性質の持ち主は往々にして仕事上の整理整頓も得意としています。
掃除を自ら率先して行う成功者も多く、中でも大手カー用品店「イエローハット」創業者の鍵山秀三郎氏は、創業以来ずっと続けてきた掃除が世間の評判を呼び、同社を大きく成長させました。
鍵山氏はこのように述べ、掃除や整理整頓がもたらす良い影響を説いています。
身のまわりが片付いている=ムダなものがない環境は集中力を高め、仕事のスピードや効率に直結します。これは様々なメディアで語られていることではありますが、ひとまずキレイ好きは仕事がデキる人の基本性格と言ってもよいでしょう。
行動力がある
「失敗したらどうしよう」ではなく「まずはやってみよう」。この考え方ができるのが成功者であり、行動力があると言い換えることができます。
成功しない人は思考優先で「失敗して恥をかいたらどうしよう」と考えるものですが、成功者は何事も行動が優先です。「間違えたらやり直せばいい」と、失敗に対してポジティブな考え方ができるのも、同じく成功者の特徴でしょう。
各界の成功者の中でも行動力あふれるリーダーとして知られているのが、株式会社ニトリホールディングス創業者の似鳥昭雄氏です。
似鳥氏は以前メディアの取材に対して、
と述べ、思い付いたことを実行するか否かで成功の道が分かれると語っています。
どちらかというとネガティブ思考で「石橋を叩いて渡るように」商売を成功させたという慎重なタイプの成功者も多数存在しますが、肝心なところではしっかり行動できることが何よりも重要だと言えるでしょう。
責任感が強い
責任感が強いと、それだけで好循環が生まれます。
依頼された仕事を責任をもって最後までやり遂げる
→依頼者に信頼される→別の依頼が増える
こうしたサイクルが作られることで、成功しやすくなるのです。
これはビジネスの「営業」という場面を切り取っても、同じことが言えるのではないでしょうか。責任をもって最後まで仕事をやり遂げることがどれほど難しいでしょう。
特に独立開業した場合は、最後まで仕事をやりきることで大きな信頼と評価が生まれます。独立開業組にとって難易度は高いですが、これを達成することによって相手先からの絶大なる信頼という付加価値がつくわけです。
成功者の多くはこの責任感がもたらす好循環の仕組みを理解しており、仕事に対する責任感は他者を圧倒的に凌駕するケースが多く見られます。
挑戦し続ける
常に新たなチャレンジをし続けるのも、成功者の性格的特徴の一つです。自身の年齢や置かれている環境にかかわらず、常に夢や理想を追いかけています。
同様に「夢はまず”目標”にできる。目標があれば”計画”と”行動”が伴う」という考えが頭にあるのも、成功者の特徴です。目標・計画・行動と「夢に向かうプロセス」を構築し続け、挑戦することをやめません。
「カーネルおじさん」の名で知られるカーネル・サンダースも、ケンタッキー・フライドチキンの販売を始めたのは65歳の時でした。起業後もアメリカ中に飛び込み営業をかけて回り「1009回断られ続けても決して諦めなかった」とも言われています。
かねてから美味しい料理で多くの人々を幸せにしたいと考えていたというサンダース氏。
と語っていたことからも、やはり夢が行動の源となり、晩年までチャレンジを続けてきたことがわかります。
謙虚である
「低頭高志」という言葉をご存知でしょうか。文字どおり「志は高く、頭は低く」を意味するこの言葉は、成功者は総じて謙虚であることを示しています。
いわゆる二流・三流の中途半端な成功者は周囲に対して横柄な態度をとったりするケースをよく見かけますが、本物の一流は頭も腰も低く謙虚な人がほとんどです。常に低姿勢で周囲への感謝を忘れないことが、多くの人を惹きつけ物事を成功に導く秘訣だと言えましょう。
とはいえ、経済界やビジネス界でVIPと呼ばれるような人の中には、極めて態度が大きかったり偉そうにしている人がいないわけではありません。
しかし最近はネットやSNSでの情報拡散の影響で、些細な言動が取り沙汰され自らコントロールできないレベルでイメージダウンするリスクもあります。そのため、危機管理意識に長けている成功者もまた低姿勢を心がけ、炎上リスクを避けていると考えられるでしょう。
いずれにしても、低姿勢であることがマイナスに働くケースはほぼないため、成功者は基本姿勢として謙虚でいるケースがほとんどです。
自分に自信がある
謙虚ではあるものの、自分自身に対して絶大なる自信があり、常に堂々としているのも成功者の特徴です。
自信がないと、勤め先の会社や事業内容、取引先や仕事仲間など、自分自身ではなく自分を取り巻く人や環境をアイデンティティにしてしまいがちです。そうすると「俺と一緒に仕事しているのはこんなにすごい人なんだぞ」という”虎の威を借る狐”のようなタイプの人間が完成してしまうわけです。
成功者は相手のことも認めつつ、自分のこともしっかりと認めているため、軸がブレることがありません。自分に自信があるからこその成功という意味では、まずは自分に自信を持つこと、自信の根拠となる「何か」を身につけることが成功への近道と言えそうです。
集中力が高い
一流経営者や社長のみならず、世界の頂点を極めたアスリートや大成功を収めたエンジニアなど、成功者と呼ばれる人たちには集中力が極めて高いという共通項があります。
彼らが何かに熱中している時は、周りの声も聞こえません。時間の概念も忘れ、寝食すらも忘れてしまいます。それほどまでに高い集中力を発揮し、物事にとことん没頭できるのが成功者です。
集中力が高いことで作業効率も上がり、一気呵成に物事を終わらせることができるだけでなく、夢や目標を達成するプロセスも一点集中してエネルギーを注ぐことができます。
「ITの王者」として知られるマイクロソフト社のビル・ゲイツも、
と述べていることから、自分の持つエネルギーやリソースを一極集中することができる能力と言い換えることもできるでしょう。
読書好きである
読書好きの性格は、しばしば成功者の共通する性格として取り上げられます。
ソフトバンクグループの孫正義氏や、世界三大投資家の一人であるウォーレン・バフェット氏、敏腕司会者のオプラ・ウィンフリー氏など、世界的に大成功を収めたVIPたちの多くが若い頃から読書に慣れ親しんでいました。
本を読むとさまざまな知識を学ぶことができるだけでなく、著者の思考・価値観がその後の行動に大きく影響することもあります。また、著者の成功体験をインストールすることによって、さらなる成功に飛躍したというケースも多く見られます。
以下の記事で成功者の読書にまつわるエピソードを多数ご紹介していますので、興味のある方はぜひあわせてご覧ください。

孤独を恐れない
成功者は常人には理解できない思考回路を持っていたり、常軌を逸した集中力・行動力を持っていることから、異端的な考えの人とされるケースもあります。
また、本人が潜在的に持っているポテンシャルや思考レベルが高すぎることにより、周囲と合わずに一匹狼になりやすい傾向もあります。総じて孤独になりやすいのが、特にアーリーステージにいる成功者です。
しかし、一人になることを恐れて集団になじもうと足並みを揃えてしまうと、高みへは行けません。孤独に打ち勝ち自分を信じて挑戦し続ける人こそが、最終的に成功を手にすることができるのです。
なお、成功者と孤独の関係については以下の記事でご紹介しています。孤独との上手な付き合い方をぜひ参考にしてみてください。

妥協を許さない
また、一度やると決めたことは自分の求めるレベルに達しなければ気が済まないというのも成功者の性格的特徴の一つです。
この性格があるからこそ物事が高品質に仕上がったり、一歩ずつ着実に高みへとのぼっていけるわけですが、時にはその情熱や妥協を許さない厳しさが周囲に理解されないケースもあります。
それゆえに、周囲を巻き込んだり傷つけてしまうこともあるでしょう。しかし成功者はそうしたリスクを取って行動を続け、最終的に物事を成功に導くミッションを持っていると言えます。
性格悪い!と思われがちな成功者7名
上述した性格的特徴は、いつ・誰にとっても好ましいというわけでなく、時として周囲の人々に誤解を与えてしまうこともあるでしょう。
ここでは、本人にはそのつもりはないのだろうけれど「性格悪い!」と周囲から思われがちな成功者7名のエピソードをご紹介します。
スティーブ・ジョブズ
米Apple創業者にして「レジェンド」「神様」との呼び声も高いスティーブ・ジョブズ氏。風変わりな性格であったことが知られており、強烈なエピソードも多数あります。
例えば、しばしば自分の部下に対して、
と言い放ったり、部下が試作したiPhoneの原型に納得がいかず目の前で水の入ったコップに沈めてしまったこともあったそうです。
とはいえ、こうした言動はいずれも自分自身の構想に絶対的な自信を持っていること、そして最良の成果をあげるためにも決して妥協はしない・させないという気持ちのあらわれではないでしょうか。
もし仮に妥協していたら、現在の高性能なiPhoneは存在しなかったかもしれません。
ジェフ・ベゾス
米Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏もまた妥協を一切許さないことで有名な成功者です。
時には従業員に辛辣な非難を浴びせることもあり、癇癪を起こしては「気がふれた」と囁かれることもあったほど、ビジネスに対して妥協を一切許さない性格で知られます。
もしもベゾス氏が自分に甘く妥協するタイプだったとしたら、Amazonもまた世界随一の大企業にまで成長することはなかったでしょう。
イーロン・マスク
宇宙開発企業スペースX、電気自動車企業テスラのCEOを務めるイーロン・マスク。
エイプリルフールに自身のTwitterで「テスラ社が経営破綻」とツイート
新工場の屋上に「プール付きのレイブパーティー会場を作る」と発言
といったお騒がせ行動がしばしば問題視されますが、米ニューヨーク・タイムズ紙ではこうした衝動的な行動を「睡眠不足が原因ではないか」と分析しています。
マスク氏はテスラ社の従業員の間で、朝から晩までほとんど寝ずに動き続ける“超人”と呼ばれているそうです。この話からも、仕事への集中力が人並み以上に高いことが窺えます。
孫正義
つい先日、経営陣の”世代交代”が行われることが話題となったソフトバンクグループの現会長・孫正義氏。
同グループの役員によれば、孫氏はビジネスモデルを考えるのが三度の飯よりも大好きで、実に年中無休で朝から晩まで考えているといいます。そして、議論をしたくなったり気付いたことがあれば、正月でも真夜中でもメールを送りつけるそうです。
孫氏本人も、人型ロボット「ペッパー」の開発中には、
と自ら語っていますが、孫氏の旺盛な行動力が同グループの発展につながったことは間違いありません。
いきなり全てを真似するとトラブルの元になりかねませんが、何かを成し遂げるならこのくらいの熱量とスピード感を持って行動することも時には必要でしょう。
本田圭佑
長きにわたりサッカー日本代表を務め、2010年のFIFAワールドカップ南アフリカ大会ではベスト16入りの立役者となった本田圭佑氏。
しばしば「ビッグマウス」と呼ばれ、その発言に批判が集まりがちですが、2017年に金沢大学で行われた特別講演では、
と述べており、そこに根拠があることが窺い知れます。
本当はとても冷静に自分自身を観察していて、上手くいっているときも調子に乗らず落ち着いて努力を続けられる人なのではないでしょうか。
堀江貴文
何かにつけて本音をズバッと言うことから”毒舌家”として知られ、実際にアンチも多くいる堀江貴文氏。
しかし陰でコソコソと悪口を言うわけではないので陰湿なタイプではありませんし、これほどまでに堂々と本音を語れるのは、自分の考え方に自信がある証左と言えます。
事実として彼には熱狂的なファンも多く、YouTubeで動画を配信すると瞬く間に驚異の再生回数を記録することで知られています。
柳井正
「ユニクロ」や「GU」などファストファッションブランドでおなじみの株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長である柳井正氏が、仕事を終えた後に社外の人と食事をするのは月に1~2回程度だそうです。
その理由は「目的もなく人と会っても何の収穫もない」からと単純明快で、ほとんどは直帰して一人でビジネスについて考えたり本を読んで勉強しているといいます。
接待や飲み会についても、
と述べています。
こうした言動は周囲から「人付き合いが悪い」と思われることもあるかもしれませんが、人の輪から外れることを恐れず自分のために行動できる強さがあると言えるでしょう。
まとめ
結論としては、お人好しでは成功者にはなれません。
成功とは「自分の夢や目標を叶えること」です。自分の言動が周囲の人々からどう評価されるのか、もしかしたら嫌われるのではないか、といったことを気にしていては本当にやりたいことはできませんし、望むような結果も出せないでしょう。
本当に成功したいと思うなら、時には人から嫌われる勇気も必要です。
そして、性格に関することだけでなく、考え方や日常の行動に至るまで、成功者から学べることはまだまだたくさんあります。成功者を目指している方は、自分の身近にいる成功者をモデリングしてみるとよいでしょう。
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