資金形成のための投資として、バイナリーオプションやFXなど様々な方法に注目が集まるようになりました。しかし、あまりに色々な投資商品が登場してきた影響で、何がどう違うのかがわからずに困っている人もいるでしょう。
この記事では投資家にとって重要な「バイナリーオプションとFXの違い」を多角的な視点からわかりやすく紹介します。
バイナリーオプションとはどういう投資なのかを今から学びたいと思っている初心者の方はもちろんのこと、今までずっと投資活動をしてきた人にとっても役に立つ情報を提供するので、ぜひ参考にしてください。


【大前提】バイナリーオプションとFXの違いは?
まず大前提として確認しておく必要があるのが「バイナリーオプションとFXは同じようなものなのか、まったくの別物なのか」ということです。
結論から言えば、バイナリーオプションとFXは投資商品としては全く別物なので、混同してはなりません。
バイナリーオプションとFXが同じ文脈で議論されていることはよくありますが、その理由はどちらも「為替」を使った投資商品だからです。バイナリーオプションもFXも、ある国と別の国の通貨の為替レートに基づく取引になっています。
日本の会社を利用する場合には、日本円と他の通貨の為替を使って取引をすることが多いという点でも類似しています。
しかし、同じように為替レートを使うといっても、バイナリーオプションとFXでは大きな違いがあります。詳しくは次項から説明しますが、イメージとしては次のように考えてみると良いでしょう。
以下の例は、いずれもトランプを使ったゲームを考えてみて下さい。
1枚目のトランプが表になっていて「5」の数字だったとしましょう。バイナリーオプションでは、「5枚目の数字が5以上か5未満か」といった選択肢が二つ提示されるので、どちらかを選んでお金を賭けます。さらにトランプをめくっていき、5枚目に8が出たとします。ここで先ほど「5以上」を選んでいる場合は提示された倍率で報酬をもらうことができ、反対に「5未満」を選んでいる場合は賭けたお金が没収されます。
FXでは最初にお金を預けておきます。そして次々にトランプがめくられていき、自分が「このタイミングで取引したい」というタイミングで宣言をします。そのときに大きく数が増えていれば大きな報酬をもらうことができ、逆に数が減っている場合はその減り方が大きいほどお金が没収されます。
このように「トランプをめくっていって数字の変化に基づいて利益と損失が決まる」というゲームでも、ルールが違えば様相がまるで異なります。
バイナリーオプションとFXもトランプの数字=為替という点では同じですが、ルールが違うためにまるで違う投資商品になっています。
バイナリーオプションとFXの違いを徹底比較!
バイナリーオプションとFXの違いについてイメージをつかめたところで、ここからはより具体的に内容を比較してみましょう。明確な相違点だけでなく、類似している部分や共通点についても詳しく説明していきます。
それぞれの全体像をつかみながら比較することで、投資商品としてどちらが魅力的かを判断できるようになります。特に資金形成のために取り組んでいくうえで重要になる11の観点から解説していくので、じっくり比較してみましょう。
利益確定のタイミング
バイナリーオプションとFXでは利益確定のタイミングが大きく異なります。これは投資商品としての性質に由来するものなので、バイナリーオプションとFXの基本ルールを理解する必要があるでしょう。
バイナリーオプションでは、エントリーしてから規定の時間が経過した時点で条件を満たす為替レートの動きをしたかどうかで利益確定が起こります。
たとえば「為替レートが上がるか下がるか」といった5分後の変動を見るという条件が提示されている場合には、利益確定するのは5分後です。つまりバイナリーオプションの場合には、利益確定ポイントが予め決まっています。1回の投資の期間が決まっているので、初心者にもわかりやすい仕組みだと言えるでしょう。
これに対して、FXでは利益確定ポイントを投資家が自由に決めることが可能です。エントリーしてから1分後であっても60分後であっても構いませんし、翌日以降もずっとエントリーしたままにしていても問題はありません。
スピーディーにエントリーと利益確定をして稼いでいくことも、じっくりと時間をかけて資金形成をすることもできるのがFXの特徴です。
結果が出るまでの時間
利益確定のタイミングに違いがあることからわかるように、バイナリーオプションとFXではエントリーしてから結果が出るまでの時間にも違いがあります。
バイナリーオプションでは、業者が取引ごとに時間を設定しています。取引時間は短いものでは30秒や60秒という秒単位の設定になっていますが、10分や30分という時間の取引も存在します。
ただ、どの業者も1時間程度から1日が上限になっていて、数日にまたがるような取引が可能な業者はほぼありません。そのため、バイナリーオプションは短期的な投資で資金形成をしたい人に向いている仕組みだと言えます。
一方、FXでは利益確定のタイミングを自由に決められるので、結果が出るまでの時間も自分で決定することが可能です。30秒で利益を確定してしまうこともできますが、数ヶ月単位での取引をしても問題はありません。
短い方は業者との取引をする上での手早さとネットワークの速度、回線の混み具合といった点が律速段階になります。長い方は限度がないので、利益が出るまでじっくり待つことができるでしょう。欲しいタイミングで結果を出せるFXは、短気な人でも気長な人でも安心です。
レバレッジの有無
投資ではレバレッジをかけられると、少額の資金であっても大きな利益を得ることが可能です。その分だけリスクも大きくなるのは確かなので、レバレッジをかけるかかけないか、かけるとしたらどのくらいかけるかは大きな悩みになる点でしょう。
バイナリーオプションとFXでは、レバレッジをかけられるかどうかも異なっています。
バイナリーオプションでは、そもそもレバレッジをかけられるシステムになっていません。10万円の取引をするには、10万円を用意する必要があります。
それに対して、FXはレバレッジをかけることが可能です。
昔は数百倍という単位のレバレッジをかけられる状況がありましたが、高いレバレッジの取引リスクを十分に理解していない人がFXで失敗して自己破産するケースが相次ぎました。その影響で日本国内では現在レバレッジの上限が25倍と定められています。
海外ではまだ高いレバレッジをかけられる状況があり、選び方によっては1000倍まで選択することが可能です。10万円で1億円相当の取引ができますが、損失も1000倍になるので気を付けなければなりません。
ラダー・レンジ取引の有無
バイナリーオプションとFXでは、取引の形式にかなり大きな違いがあります。
FXはある意味シンプルで、エントリーしたタイミングと利益確定をしたタイミングの為替レートの差に応じた利益や損失が得られることになります。
これに対してバイナリーオプションでは「ラダー取引」と「レンジ取引」と呼ばれる取引方法があります。
バイナリーオプションでは条件を満たすか満たさないかを予想して、当たっていたら利益が生まれ、外れたら損失になるというのが基本コンセプトです。その条件の設定の仕方がラダー取引とレンジ取引では異なっています。
ラダー取引は取引時間経過後の目標レートが明示されていて、それよりも高くなるか低くなるかを予想する仕組みになっています。たとえば「エントリーのタイミングで105.1円の外貨が60秒後に105.2円より高いか低いか」を予想するというものです。この条件さえ満たせば、どれだけ高くても低くても同じ金額の配当を受け取れます。
レンジ取引の場合は、目標レートではなく目標レンジが決まっているのが特徴です。取引期間が経過したときの目標レンジが上限値と下限値で定められていて、そのレンジに入るか入らないかを予想します。
大半の業者ではラダー取引になっていますが、レンジ取引のほうが予想しやすいケースもあり、両者をうまく使い分けている投資家も存在します。上手に使いこなせると、より稼ぎやすくなるでしょう。
ロスカットの有無
バイナリーオプションとFXでは、ロスカットが行われるかどうかという点も異なります。
結論から言えば、バイナリーオプションにはロスカットがありませんが、FXではロスカットが行われる仕組みになっています。
ロスカットはもともとFXによって大きな損失を生んでしまうのを避けるために取り入れられた仕組みで、強制的に損切りをさせるのが特徴です。エントリーしてある通貨を保有しているときに、損失がある基準を超えてしまうと強制的に決済が進められます。
FXでは急激な為替の変化によって大きな損をしてしまい、取り返しが付かないような状況に陥ってしまうこともあり得ます。特に社会情勢の変化に敏感で、数分の間に大暴落が起こってしまう現象も今まで何度も起こっています。
その瞬間に速攻で手を打てれば良いのですが、忙しくてどうにもならなかったり、リアルタイムで値動きを見ていたとしても対応が間に合わないこともままあります。このようなリスクマネジメントのためのシステムがロスカットです。
ただ、実際にはロスカットが起こるボーダーラインに触れてしまっただけで強制決済になってしまうので、その後に急高騰を起こして残念な思いをすることもあります。リスクを低減させる代わりにリターンも失う可能性があるのがロスカットの特徴です。
損失の範囲
バイナリーオプションとFXでは、損失が発生してしまったときにどのくらい資産に影響があるかも大きく異なります。
バイナリーオプションはエントリーするときに投入する資金を決めるのが特徴で、予想が当たるか外れるかによって利益が得られるか損失が出るかが決まるシンプルな仕組みです。
予想が当たれば資金が増えて戻ってきますが、外れた場合には投入した資金が失われます。全額没収されることになるものの、それ以上の損失が生じることがありません。あくまで損失は投入した資金の範囲内に収まるのがバイナリーオプションです。
それに対して、FXでは投入した資金以上の損失が生じることがあります。これは予め預けてある資金から差し引かれていく仕組みになっていて、レバレッジをかけて大きな取引ができるからです。
10倍のレバレッジをかけていたとしたら、1万円の損失になるような取引になったケースでも10万円の損失になります。もともと1万円しか預けていなかったとしたら負債になってしまうのです。
レバレッジをどのくらいかけるかによって利益の範囲も増えますが、損失の範囲も広がるので注意が必要です。
取引の手軽さ
バイナリーオプションとFXでは、取引の手軽さも異なります。
バイナリーオプションもFXもオンライン取引で、パソコンやスマートフォンから手軽に取引できるという点では同じですが、それぞれのルールを見てみると大きな違いがあります。
バイナリーオプションは当たるか外れるかによって利益になるか損失になるかを判断できるのでわかりやすいでしょう。短時間での取引が基本で、時間も最初から決まっているので手軽に取り組めます。
FXの場合は「利益確定すべきか」「損切をすべきか」「まだ待つべきか」といったことを自由に考えられるのはメリットですが、それを思案するための時間が必要になることは否めません。
慣れれば手軽にできるという投資家もいますが、値動きを慎重に見ていつエントリーすべきか、決済すべきかを判断しなければならないことを考えると、決して手軽とは言えないでしょう。
税金
投資によって得られた利益をできるだけ手取りにするためには、税金の納付額をできる限り抑える必要があります。投資は税率がかなり高く、初心者の中には「せっかく稼いだのに、こんなに減ってしまうのか!」と嘆く人も少なくありません。
では、バイナリーオプションとFXでは税金の取り扱いにも違いがあるのかというと、実はどちらも課税方法はまったく同じで「申告分離課税」に該当します。税率についても同じです。
申告分離課税の税率は所得税が15%、住民税が5%、復興特別所得税が0.315%で、合計すると20.315%になります。
ただ、バイナリーオプションでもFXでも、国内の業者を利用するのか海外の業者を利用するかのによって税金に違いが生じます。
上述の税金の取り扱いは国内の業者の場合で、海外の業者で取引をした場合には総合課税で「雑所得」になります。雑所得の税率は累進課税制度によって他の所得と合わせて取り扱われるので、一概には決まりません。
それに加えて復興特別所得税と住民税も払うことになるため、一般的には収益が大きいほど国内の業者よりも海外の業者の方が税金の割合が大きくなるので注意しましょう。
知名度
また、バイナリーオプションとFXではどのくらい知名度に違いがあるかが気になる人もいるでしょう。
世界的に見るとバイナリーオプションもFXもあまり知名度に違いはないようです。ただ、日本は投資の後進国とも呼ばれていて、世界的に流行している投資も浸透せずにほとんど知られていないことも少なくはありません。
バイナリーオプションとFXで国内の知名度を比較すると、FXのほうが個人による投資が注目されるようになった初期から注目されていた影響でよく知られています。FXで大損をした人たちがニュースでも話題になり、法律の整備にもつながったことで、存在を知った人も多いのかもしれません。
ただ、バイナリーオプションについても徐々に知名度が高まってきたため、現在ではそれほど大きな違いはなくなってきています。これから投資がもっと活発に行われるようになれば、バイナリーオプションとFXの知名度の差はなくなるでしょう。
業者の手数料
投資の取引では投資家が手数料を負担しなければならない場合がほとんどですが、これについてもバイナリーオプションとFXでも違いがあるので比較しておきましょう。
バイナリーオプションは取引手数料を請求されるのではなく、ペイアウト率をうまく設定することで手数料を徴収しているのが特徴です。
バイナリーオプションで予想が当たったときには、FXで取引をした場合に得られる利益の100%が手に入るわけではありません。ペイアウト率を設定することで手に入る金額の倍率が決められていて、この値を低めに設定することで業者が利益を得ています。
このようなからくりがあるお陰で、バイナリーオプション投資家が手数料を支払う必要がないのです。
一方、FXの場合には取引手数料がかかることもありますが、無料の業者も多くなっています。これはバイナリーオプションと同様に、別の方法で利益を生む仕組みを作っているからで、FXではスプレッドが実質的な手数料になっています。
これは通貨の売買における買値と売値の差額のことで、買値は高めで売値が安めにしてあるのが特徴です。外貨を買って元に戻すとスプレッドの分だけ損になることがわかるでしょう。
いずれもこのような形で為替取引にかかる手数料を支払っていることになるのは、覚えておくと良い点です。
海外業者の利用可否
税金のところでも言及したように、バイナリーオプションとFXではどちらも海外の業者を利用することができます。
海外の業者を利用することに関しては特別に制限があるわけではないので、ここはバイナリーオプションとFXの共通点と言えます。
バイナリーオプションとFX、自由度が高いのはどっち?
バイナリーオプションとFXで比較すると、FXのほうが取引の自由度が高いとよく言われています。
確かにエントリーと決済のタイミングを自由に決めることができるので、為替を使った取引としてはもっとも自由度が高いという解釈をすることができそうです。
しかしその一方で、バイナリーオプションのほうが自由であるという考え方もあります。
FXの場合には特定の為替に着目して必死に追跡し、最適なタイミングを見計らって取引を進めていくことが必要です。そのため、複数の外貨に着目して取引をするのは大変で、選択肢が束縛されてしまいがちです。
バイナリーオプションの場合は、エントリーさえしてしまえばあとは決済まで自動的に事が進みます。その後に為替を追跡する必要がないので、気持ちを切り替えて次の候補を幅広い選択肢から探せるでしょう。
より確率が高いものを探してエントリーしていけるので、利益を生み出せる可能性も高くなることが期待できます。
【結論】バイナリーオプションとFX、初心者が手を出すならどっち?
ここまでの徹底比較の結果を考えると、初心者が投資を始めるのであればバイナリーオプションがおすすめです。
FXではエントリーや決済のポイントの見極めが難しく、もし失敗すると大きな損失を生むリスクがあります。
バイナリーオプションはルールが明確で”エントリーしてしまえば結果が出る”というシンプルな仕組みになっていて、損失も投入した資金以上になることはないので安心です。
やり方次第で稼げる点はFXと同様なので、まずはバイナリーオプションから始めてみましょう。
バイナリーオプションも勉強は大事!
FXに比べると、バイナリーオプションは入り口がとてもシンプルです。それだけに勉強しなければならないこともFXに比べて少ないという印象を持っている方もいるでしょう。
しかし、残念ながらバイナリーオプションもFXもどちらも勉強が重要です。
勉強しなければ勝ち上がっていくことは難しいと言えるでしょう。むしろFXは入り口が難しいだけで、始めてしまえば後は簡単というイメージのほうが私は強くあります。
反対にバイナリーオプションは入り口は簡単ですが、簡単だからといってあぐらをかいていると、そこから勝ち上がっていくのは困難です。最初がシンプルだからこそ、日々コツコツと勉強して知識をつけていくことが勝率を上げるポイントと言えるでしょう。
そして、さらに重要なのが、バイナリーオプションを「どこで勉強をするのか」ということです。
正直に言ってしまえば、無料ブログなどで公開されている情報はほとんどがバイナリーオプションの基礎中の基礎ですので、それだけで勝ち上がっていくことは難しいでしょう。
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まとめ
FXと比較すると、バイナリーオプションは手軽に取り組むことができてリスクも想定以上に大きくなることはないことがわかります。
ルールもわかりやすく、最初はゲーム感覚で取り組めますので、初心者にとっては非常に始めやすい投資商品だと言えるでしょう。
ただし、バイナリーオプションもちんと勉強しないと、後々になって大損をするリスクがあるのは確かです。
私のLINE@も含めて勉強方法を考え、きちんと知識を付けてから取り組むようにしましょう。