バイナリーオプションで人生の逆転勝利を掴みとろうとしている方の中には、
と、もう数え切れないほど言われ続けてきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から言えば、バイナリーオプションは儲からないものではありません。儲からないのは、正しく取引ができていないからです。
ここでは「バイナリーオプションは儲からないのか?」というテーマで、取引の仕組みやトレーダーの問題点などから、儲からない理由を解説していきます。


バイナリーオプションは儲からないのか?
結論から言ってしまえば、バイナリーオプションで儲けることは可能です。
バイナリーオプションだけで生計を立てている専業トレーダーも、少なくともここに1人(西条)は存在します。
しかしその一方で、儲からずに損ばかりしている人も少なくありません。
それでは、なぜバイナリーオプションは儲からないのでしょうか。
バイナリーオプションが儲からないと言われる理由については、次の章で詳しくご紹介していきます。
バイナリーオプションは儲からないと言われる理由
「バイナリーオプションは儲からない」と言っても、その要因は様々です。
そこで、まず最初に「バイナリーオプション取引そのもの」にフォーカスして、儲からない理由を解説していきます。
バイナリーオプションは、一般的に以下の点がメリットだと言われています。
- 取引ルールがシンプル
- 短時間の取引が可能
- 少額投資が可能
- 損失が限定されている
しかし、メリットとデメリットは表裏一体。これらが裏目に出てしまうと、どんなに頑張っても儲からなくなるのです。
取引の仕組み上「勝率50%」では儲からない
まず覚えておいていただきたいことがあります。
バイナリーオプションの取引ルールは「上がるか下がるか」の二者択一式です。つまり、確率論的には勝敗は五分五分です。
「2回に1回は勝てるなら他の投資よりは楽勝だ!」と思う人もいるでしょう。しかし、ここに”数字のマジック”があります。
実は、多くの取引業者がペイアウト率を2倍以下に設定しているため、勝率50%では利益にならないのです。
もう少し詳しく解説してみます。
たとえば、ペイアウト率1.85倍・掛金1,000円でエントリーした場合、利益と損失はそれぞれ以下のとおりです。
この条件で、勝率50%の人が10回取引をした場合、結果は以下のようになります。
このように、勝った時の利益より負けた時の損失のほうが大きいため、勝率50%では資金が徐々に減っていくのです。
そのため、バイナリーオプションで儲けるためには、勝率50%では足りません。しっかり儲けを出したいなら、少なくとも勝率60%以上を維持する必要があります。
ペイアウト率が業者によって決まっている
ペイアウト率が業者によって決まっているのも、バイナリーオプションで儲からない要因のひとつと言えるでしょう。
ペイアウト率は業者によって設定が異なり、中には低い業者もあります。
たとえば勝率が低い・安定しない人が、ペイアウト率が低い業者で取引しても、なかなか儲けにつながりません。高勝率でもペイアウト率が低ければ、ある程度の儲けが出るまで時間がかかってしまいます。
また、業者によってはペイアウト率だけでなく1注文または1日の取引上限額が決められているケースもあります。FXと違ってレバレッジの仕組みもないため、短時間で大金をドカンと儲けるのは難しいでしょう。
このあたりの要因が絡み「バイナリーオプション=儲からない」とするネット上の情報も散見されます。
少額投資が可能なため損失の感覚が薄い
バイナリーオプションは少額で取引できる(国内業者なら数百円からOK)うえに、もし負けてしまっても掛金以上の損失を被ることはありません。
これはバイナリーオプションの利点ですが、人によっては注意かもしれません。損失額が少ないぶん、どうしても「損した!」という実感が湧きにくいのです。
その結果、次々と取引をして、気付かぬうちに損失が拡大していた…というケースもよくあります。
短期間で取引できるため損失が大きくなりがち
バイナリーオプションは短時間の取引が可能です。海外業者では30秒、1分…という超短時間の取引もできるため、1日のうちに何度も取引ができてしまいます。
これも利点ではあるのですが、むやみやたらにエントリー回数だけを増やしたからといって、儲かるわけではありません。
ご存知のとおり、為替相場は常に変動しています。実際のところ、エントリーチャンスはそう多くなく、1日のうちに4~5回あればいいほうではないでしょうか。相場が荒れている時はもっと少ないこともあります。
このように、プロ目線で見てもエントリーチャンス自体はそこまで多くありません。短期間でたくさん取引をすると、その分だけ”無駄打ち”になってしまうことが十分に考えられます。
確実に勝って儲けるには努力が必要
ここまでの解説で、バイナリーオプションで儲けるということは「取引で勝つ」「損失を最小限に抑える」ことだとご理解いただけたでしょう。
そもそも勝てなければ利益が出ませんし、安定して高い勝率を保っていなければ損失のほうが大きくなってしまいます。
バイナリーオプションは「為替相場がどちらに動くか」を予測したうえでエントリーの方向性を決める投資取引です。
勝つためには、為替相場を分析して根拠をもってエントリーするための知識を身につける努力が必要です。誰でも簡単に勝てるわけではないことを理解しましょう。
月並みな言い方とはなりますが、誰でも楽して成功を掴みとっているわけではありません。成功者はみんな努力の末に今の成功を勝ち取っています。
バイナリーオプションで儲けられない人の特徴は?
ここまでバイナリーオプションの仕組み的に「儲からないポイント」についてご紹介してきましたが、実は儲からないのはトレーダー側に原因がある場合もあります。
そこで続いては、儲けられないトレーダーの問題点にフォーカスして、バイナリーオプションが儲からない理由を考察してみます。
テクニカル的な話は一旦置いておいて、バイナリーオプションをしても儲からない人の特徴を見ていきましょう。
運頼みでギャンブル的にエントリーする人
先述の通り、バイナリーオプションのルールは「上がるか下がるか」の二者択一式です。そのため、ゲームやギャンブルのような感覚で取引に挑む人も少なくありません。
確かに、二者択一なら運頼みでエントリーしても、確率論的には勝率50%です。しかし、余程の強運の持ち主でもない限り、それ以上にはなりません。勝率50%のままでは、資金がだんだん減っていってしまいます。
こちらも繰り返しになりますが、バイナリーオプションは相場を読んでエントリーしなければ勝ち続けることは難しく、勝てなければ当然儲かりません。
そのため、結論としては完全に運頼みでギャンブル的なエントリーをする人は、統計学的にも運勢的にも儲からないと言えるでしょう。
とにかくエントリーしまくる人
「下手な鉄砲も数撃てば当たる」的な考えの人も、残念ながら儲かりません。
とにかくエントリーしまくることで勝つ確率を上げようとするタイプですが、為替相場はそんなに単純なものではないのです。
立て続けにエントリーしている人は、このようなタイプがほとんどではないでしょうか。
- 相場予想もせず適当にエントリーしている
- 相場予想のツメが甘い(=確度が低い)
明確な根拠もないままエントリー回数を増やしたところで勝率は上がりません。どこまでいっても勝率50%止まりでしょう。当然、儲けが出るわけがないのです。
資金管理をおろそかにしている人
相場を予想できて、勝率が高かったとしても、資金管理が適当だと利益になりません。これも当然のことですね。
たとえば「今日は勝ち続けているから」と調子づいて掛金をアップしてしまうと、負けたときにこれまでの儲けが台無しになることもあります。
回数 | エントリー金額 | 勝敗 |
1回目 | 1,000円 | 勝ち |
2回目 | 1,000円 | 勝ち |
3回目 | 1,000円 | 勝ち |
4回目 | 1,000円 | 勝ち |
5回目 | 5,000円 | 負け |
ペイアウト率1.85倍の業者で取引を行っている場合、これだと最後の最後でマイナスになります。
この調子では、いくら勝率を上げても儲かりはしません。ノリや勢いで取引をして失敗しないためには、資金管理を徹底することが重要なのです。
感情的になりがちな人
資金管理はメンタル面が大きく影響します。そのため、プロトレーダーでさえ資金管理を常に重視しています。
というのは、先述した「連勝で調子にのって掛金を上げる」というケースとは反対に、負けてメンタルが乱れる人が少なくないからです。バイナリーオプションでは、勝ちも負けもメンタルを大きく揺さぶります。
このようなトレードを繰り返していると勝率が安定せず、最終的に負けてしまうことになります。感情的になり冷静さを欠いてしまうと、予想が甘くなるのです。
儲からなかった時点で取引を諦めるならまだ良いですが、感情的に資金を次々と投入してしまうと、損失はどんどん膨らみます。
手持ちの資金がなくなるだけではなく、クレジットカードを乱用したり、借金をしてしまうケースもあるので、注意が必要です。
自分の取引を振り返らない人
自分の取引を振り返らない人も、バイナリーオプションで儲けられません。
自分の取引を検証し、悪いところを改善しないと、同じ失敗を何度も繰り返すことになります。そのため、いつまでたってもトレーダーとして成長できず、儲けも出ないのです。
このあたりはアスリートの世界でもよく言われることですが、バイナリーオプションでも自分の結果を振り返って成功要因・失敗要因を分析することは、勝率を高めるために役に立ちます。
バイナリーオプションで儲かる人になるには?
それでは、バイナリーオプションで儲かる人になるためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
ここでは、
- 勝ちやすくなる方法
- 負けを減らす方法
この2つの観点から、バイナリーオプションで儲かる人になる方法をプロトレーダーである私が伝授します。
相場分析の知識・手法を身につける
まず、ギャンブル的ではなくきちんと相場を読み解き、根拠をもってエントリーの方向を決められるようになりましょう。
相場分析には、大きく分けて「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」という2つの方法があります。
詳しくは別の記事で解説するとして、ここではテクニカル分析とファンダメンタルズ分析がそれぞれどのようなものか簡単にご説明しておきます。
テクニカル分析
チャートを見て相場の将来を予測する方法が「テクニカル分析」です。投資家が登場するドラマでもよく見るような、チャートを見ながら分析を行い、相場理論や今までの経験則に基づいて投資判断をします。
バイナリーオプションは、主にテクニカル分析をもとにエントリーの方向性を決定することになります。
つまり「エントリーの根拠を見つける」ために行うもので、トレーダーの必修科目といっても過言ではありません。
ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析は、テクニカル分析と対をなす存在と言えるでしょう。チャートとにらめっこするのではなく、主に海外ニュースや経済新聞の情報を基に「投資家や世の中の動きそのもの」を予測する方法です。
具体的には、世界各国の経済指標や経済との関連が深い人物の発言などから、相場が将来的にどう動くかを予測します。テクニカル分析と併用することで、相場の急変に巻き込まれるのを未然に回避することが可能です。
どちらかと言うとテクニカル分析は数字の世界ですが、ファンダメンタルズ分析は投資家心理なども読み解いていく必要がありますので、若干文系よりの方法と言えるでしょう。
儲けやすい業者を選ぶ
勝率が安定していても、儲けやすい業者でなければ意味がありません。そこでまず大前提として、本気で儲けたいなら国内業者より海外業者で取引をしましょう。
なぜなら、国内業者と海外業者では以下のような違いがあるからです。
- 国内業者のペイアウト率
目標レートの位置により変動(1~20倍が一般的) - 海外業者のペイアウト率
取引方法・判定時間ごとに固定(1.7~2.0倍が一般的)
つまり、国内業者で稼ごうと思ったら、ペイアウト率が変動するタイミングを見計らって取引する必要があるわけです。
しかし現在は、金融庁の規制により1日の取引回数に制限があるため、実現可能性としてはあまり高くありません。
一方、海外業者はペイアウト率が固定されているので、常に一定の利益を出せます。取引回数の制限もなく、短時間取引も可能なため、狙ったタイミングで取引ができて稼ぎやすいのです。
海外業者の中でも、おすすめは業界最高水準のペイアウト率を誇る「ハイローオーストラリア」です。
ペイアウト率の高さ以外にも以下のような特長があり、儲けるチャンスを逃すことなく取引ができます。
ハイローオーストラリアは海外業者でありながら日本人トレーダーも数多く登録しており、口座開設も日本から簡単に行えます。
口座開設の詳細な手順や注意点などは、こちらの記事をご覧ください。

取引する通貨ペアと時間帯を決める
取引する通貨ペアと時間帯をあらかじめ決めるのも重要な方策の一つと言えます。なぜなら、各通貨ペアにはそれぞれ時間帯によって値動きに特徴があるからです。
例えば以下のように、日中と夜間でも値動きの傾向は異なります。
日本の日中 | 日本の夕方~夜間 |
・JPY(円)が絡む通貨ペアの取引量が多くなる ・レンジ相場になりやすく逆張りエントリーに適している |
・ドル(USD)やユーロ(EUR)が絡む通貨ペアの取引量が多くなる ・トレンド相場になりやすく順張りエントリーに適している |
朝から晩まで無計画に取引をするのではなく、自分が得意な通貨ペア&時間帯を狙ったほうが勝率が上がるのは言うまでもありません。
初心者の方は以下の記事を参考に、自分がよく取引する通貨ペアの特徴を把握するところから始めてみましょう。

デモ取引を活用して練習する
新しく覚えた分析手法を試したいとき、今まで取引したことがない通貨ペアや時間帯に挑戦したいときは、いきなり本番ではなくデモ取引で練習することが重要です。
何事も、不慣れな場面では失敗がつきものではないでしょうか。いきなり本番に持ち込んでしまうと、大きな痛手を負う可能性もあります。
バイナリーオプションでも、十分に勉強して頭では理解していても、実際の取引ではうまくいかない…というケースがよくあります。
プロトレーダーでさえも、新しい手法や理論を確立したときには、まずデモ取引からテストを行ったり、過去の相場からバックテストを行うなど、石橋を叩いて渡るような取引を行います。
仮に失敗しても、デモ取引なら資金を失うことはありません。デモ取引である程度の成果が出せるようになってから本番に挑むようにすれば、損失のリスクを抑えることができるでしょう。
資金管理のルールを決めて守る
「資金管理」とは、投資取引に使う資金を安全に保つことをいいます。
バイナリーオプションでは主に「エントリー金額」と「損失額」を自分自身で管理することを資金管理と呼んでいます。
損失を抑えて安定的に儲けを出せるようにするためには、取引に使える資金額に応じてルールを決めておくことが重要です。
- 1回の掛金は〇円にする(総資金の1~3%が一般的)
- 〇円負けたらその日は取引をやめる など
このようなルールに沿ってエントリーすることで、ムダに資金を減らすことがなくなります。勝率が高まると同時に儲けが増えていくでしょう。

メンタルをうまくコントロールする
為替相場を相手にしている以上、どんなに優秀なトレーダーでも勝率100%は不可能です。
負けてしまった時に動揺して、資金管理のルールを破ることがないように、メンタルをセルフコントロールできるようになるのが肝要です。
メンタルコントロールができると、どんな局面でも冷静に落ち着いて判断ができます。感情に振り回されて失敗することがなくなり、安定的に儲けが出せるようになるでしょう。

取引記録をつける
自分の取引を客観的な視点で振り返るために、取引記録をつけましょう。
プロアスリートでも、自分の練習記録や大会の結果記録などをつけて、後から振り返り・分析を行う習慣を持つ人がたくさんいます。
バイナリーオプションも同様に、取引記録をつけて自分の取引の流れを確認することは極めて重要です。
- どういう相場でどのように予想したのか
- 予想は当たったのか、外れたのか
上記の2点だけでも定期的に見直すことで、自分の成功パターン・失敗パターンが見えてくるはずです。もちろん、エントリーの根拠を一つずつ紐解いて分析することはさらに勝率アップにつながることでしょう。
成功パターンはより成功率が高まるように、反対に失敗パターンは原因を追求して改善を図りましょう。
信頼できる情報源を見つける
投資の世界では「情報を制す者が相場を制す」と言われています。
為替相場に影響を与えうる情報を鮮度が高いうちに入手して、うまく活用できる人こそ、バイナリーオプションで儲けることができるでしょう。
とはいえ、ネット上には真偽不明の怪しい情報も多いものです。
特にSNSで拡散されている情報は、単なるウワサやデマであるケースも散見されます。情報過多の時代だからこそ、情報の質はしっかり見極めたいところです。
鮮度も質も高い確かな情報を入手するには、実際に情報をもとにして成果をあげているプロのトレーダーとつながるのがベストな選択肢です。
もし、いま有効で信頼できる情報源をお持ちでない場合は、私とLINEでつながってみませんか?
私のLINEでは、バイナリーオプションのテクニカルな手法からメンタル管理に至るまで、様々な情報を発信しています。
LINEのようなクローズドな場だからこそお届けできる、ブログやSNSでは決して出せない特別な情報も満載です。
私とLINEでつながるにはこちらからどうぞ。

まとめ
バイナリーオプションは儲からないとよく言われますが、実際のところはバイナリーオプションで儲からないのには理由があります。
- バイナリーオプションの仕組みに起因するもの
- バイナリーオプションを行うトレーダー本人の考え方や行動によるもの
この2パターンがありますが、どちらも改善することでバイナリーオプションの勝率やトータルの収支はより良い方向に向かうのではないでしょうか。