バイナリーオプションの取引には、国内バイナリーであれ海外バイナリーであれ、口座開設審査が必要となります。バイナリーオプションの口座開設審査に通過しなければ、バイナリーオプションの取引ができません。そしてバイナリーオプション審査は厳しいという噂もあります。ここでは、バイナリーオプション取引のエキスパートである西条が口座開設の審査についてご紹介するとともに、バイナリー審査で落ちやすいポイントを解説します。バイナリーオプションの口座開設に不安のある方、必見です。


バイナリーオプションの審査とは

そもそもバイナリーオプションの審査とはどんなものなのでしょうか?厳密に言えば、国内のバイナリーオプション取引に関しては証券会社の取引口座を開設するのが第一ステップとなります。
いわゆる「FX会社」で口座を作る、というのが必要なのです。バイナリーオプションはFXの取引口座を使用して取引を行うケースが多いため、基本的にはFXの口座開設審査に通過できればバイナリーオプションの取引もできるようになる、というわけです。
バイナリーオプションの口座開設の審査基準

結論から言うと、バイナリーオプションの審査基準はそこまで難しいものではありません。もっと言ってしまえば、消費者金融やクレジットカードなど、そういった審査とはまた別のベクトルから行われる審査です。
しかしバイナリーオプションの審査に落ちた!というブログやSNSの書き込みが近年極めて多くなってきており、そこからバイナリーオプションの審査は厳しいものだ、という固定概念が出来つつあります。
ここでもう一度申し上げますが、バイナリーオプションの審査基準はそこまで難しいものではありません。
なのになぜ審査に落ちる人が続出するのか?これは極めて答えがシンプルです。そもそも、バイナリーオプションの審査が完了していない人も多いのです。

上の画像をご覧ください。バイナリーオプションの審査は、基本的に申し込み、審査、口座開設、取引開始という四つのステップがあります。
バイナリーオプションの審査落ちを経験し、理由も分からない、という方の多くはバイナリーオプションの【申し込み→審査】の段階で落ちてしまっていることがあります。つまり、審査の土俵にすら上がれていないというわけなんです。
では、なぜ審査の土俵にすら上がれずにバイナリーオプションの口座開設が審査落ちしてしまうのか?
その理由も含めて次の章で見ていきましょう。
バイナリーオプションの口座開設で審査が通らない時の理由は?

バイナリーオプションで審査NGになるときは、いくつかの理由が考えられます。まずは原因の切り分けが必要です。
バイナリーオプションの審査まで進んだ上で落ちているのか、そもそも審査に進む前の段階で審査落ちしてしまっているのか、きちんと原因を把握しなければ、バイナリーオプションの取引口座開設は難しいと言ってよいでしょう。
【事例多数】書類不備ケース
バイナリーオプションに関して多数のご相談を頂いておりますが、その中でも肌感覚として最も多く感じるのはこちらのケースです。

例えば、オークションの口座開設審査では必要書類がいくつかあります。その中でも最たるものが身分証となるわけですが、身分証の提出は最近いわゆる画像提出が多くなっています。この画像提出の部分でつまずくケースが増えているのです。
携帯のカメラで書類を撮影して画像として送付する際、
・フラッシュの効かせすぎで大事なところがボケてしまっている
・画像に指がかかったりして不鮮明になっている
・手ブレがひどくて画像が不鮮明
などの現象が起こることがあります。
こういった画像を提出した場合は審査の前段階で書類不備という形でになるケースがほとんどです。
多くの証券会社や業者は出来る限り申し込んで来た人に対して口座開設をしてほしいわけですから、画像の修正依頼などが来ることがあります。しかしこういったメールはなかなか目に入りづらいものでもあり、結局、修正受付期間を超過してしまって審査落ちになるケースもあります。
できる限り画像の提出後にはこういったメールが来ていないかどうか確認しておきたいところです。
また画像を提出する際にはスマートフォンの画面では綺麗に撮影できているように見えても、拡大してみるとブレていたりすることがあります。一度画像を拡大してブレていないかどうか確認するというのも重要です。
また、バイナリーオプションの口座開設で必要な提出書類は基本的には身分証明書がメインとなります。また、多くの場合は写真付き身分証明書である運転免許証を提出することになります。
しかし、ご事情によっては運転免許証の提出が難しいというケースもあるでしょう。また、運転免許証に記載の住所と現住所が異なる場合は現住所を免許証に裏書きしてもらうことも必要です。その他、郵送物についても現住所を確認する目的で提出が求められるケースがほとんどです。
郵送物に関しては、郵送物であれば何でも良いというわけでもありません。例えば、住所を間違いなく確認できる公的な資料である年金定期便や、選挙の投票に関する案内用紙のうち、公的機関から届いたもの。
その他、自治体から届いた郵送物や電気ガス水道などの公共料金に関連する請求書・領収書などがこれにあたります。その他の郵送書類では住所の確認が取れないケースもありますので、大原則として
・綺麗に撮影できている運転免許証の表と裏
・自治体や年金定期便などの公的な書類の写し
を送るようにしましょう。
こうすることにより、書類不備によるバイナリーオプションの口座審査落ちはほとんどなくなると言って良いでしょう。
そもそも条件に合致しないケース
バイナリーオプションの口座開設審査は、大原則として証券会社や業者が明示する条件に合致する人のみ行うことができます。といってもそこまで難しい条件というわけではなく、多くの場合は各証券会社などで口座開設の条件が明示されています。その条件も、そもそも
・満20歳以上であること
・証券会社に勤めていないこと
・日本語でコミュニケーションがとれること
・米国籍ではなく日本国籍で、日本に居住していること
などの、そもそも論レベルの条件となっています。こちらの条件に満たない場合はその証券会社では口座開設はどのような方法でも不可能ということになりますので、審査に落ち続ける前に他の方法で口座開設をトライしていきましょう。
審査基準に満たなかったケース
実務上は(※あえて表現をぼかしています。お察しください)ほとんど見られないケースではあるものの、バイナリーオプションの取引に耐えうるだけの資産状況ではないとして審査基準に満たず審査落ちになってしまうケースもあります。
国内で人気の、とある証券会社による口座開設基準は概ね次のような感じです:
・現在本人が保有している金融資産がおおよそ額面にして100万円以上であること
・給与所得者あるいは事業所得者の場合、年収が200万円以上あること
・年収が200万円に満たない場合、金融資産として300万円以上の資産を保有していること
・年齢が79歳までであること
これらの条件を満たしていれば、大原則としては本人に取引をするだけの能力と信用があると判断されることになります。また、これらの金融資産やその他情報については全て自己申告制です。
個人信用情報が悪いから落ちる説は本当?
オークションの口座開設審査に落ちてしまった人の中には、クレジットカードや消費者金融、その他住宅ローンなどの信用状態の悪化によって落ちてしまったのではないか?とお悩みの方も多くいらっしゃることでしょう。こちらについては大原則として、という枕詞が付きますが関係ありません。
個人信用情報が悪いからと言って即座にFXやバイナリーオプションの口座開設申し込みに落ちるということはありません。なぜなら、ほとんどのFXもしくはバイナリーオプションの取引業者は個人信用情報をチェックする資格を持っていないためです。信用情報は誰でも見られるというものではなく、ローンやキャッシングを商売としている金融業者もしくはローン業務に深く関係する仕事で、業務上本人の借入情報をチェックする必要があると認められた業者のみがチェックできる情報です。

もちろん、個人信用情報に傷がついていると、その周辺の情報にも傷がついてしまうケースがあるため、間接的に個人信用情報が原因となって総合的判断により口座開設ができなくなるケースはあります。
しかし、一概に個人信用情報に問題があるからといってバイナリーオプションの口座開設もできないということにはなりません。むしろ、バイナリーオプションの口座開設審査に落ちてしまった場合は主に個人信用情報以外の部分で何か問題があったことになります。
バイナリーオプションの口座開設で審査に落ちた際の対処法は?

バイナリーオプションの口座開設審査に落ちてしまった場合は、いくつかの選択肢を取ることができます。
・書類不備などを徹底的にチェックして再度申し込む
・条件が合う業者に申し込む
・自身の金融資産状況などについて再度整理する(※あくまでも自己申告制です)
これらの対策をとることにより、バイナリーオプションの取引口座開設にこぎつけることができるでしょう。
まとめ

バイナリーオプションの新規口座開設には審査があります。しかし、一般的なローンやキャッシングなどに代表されるような個人信用情報の調査や審査はありません。あくまでも取引をする人が証券会社や各業者の定める基準にマッチしており、さらに取引の能力があると判断されれば口座開設は可能です。
審査落ちの場合は、書類不備や条件にそもそもマッチしていないなどのケースが大多数のため、もう一度状況を見直してリトライしてみましょう。