バイナリーオプションの取引をするときにはFXでよく知られている外国為替を利用するのが一般的で、日本円と米ドルなどといった二国の通貨ペアを選ぶということがよく知られています。
近年の通貨取引に関わる投資では、仮想通貨トレードもよく行われるようになってきました。バイナリーオプションでも仮想通貨を使えるのではないかという気がしている人もいるでしょう。手持ちのコインがあるからこれを使ってバイナリーオプションでもっと資金を増やしたいという人もいるかもしれません。
では、本当にバイナリーオプションで仮想通貨取引はできるのでしょうか。この記事ではその真相をプロが明らかにした上で、仮想通貨取引に関わる有用な情報を提供します。


バイナリーオプションで仮想通貨取引は出来る?
バイナリーオプションでは、当初は外国為替でしか取引ができませんでした。
しかし、近年では仮想通貨のユーザーや種類も増加し、仮想通貨トレードに取り組む人も多くなってきました。その影響を受けて現在はバイナリーオプションでも仮想通貨取引が本当にできるようになっています。
ただし、どのバイナリーオプション業者でも仮想通貨トレードに対応しているわけではありません。業者によって仮想通貨の取り扱いに関するスタンスが異なり、全く取り扱っていないケースもあるのが実態です。
現時点では、国内のバイナリーオプション業者の中には仮想通貨を使って取引できるようにしているところはありません。海外でも全く取り扱っていない業者もあります。
仮想通貨で取引できる業者でもあらゆる通貨に対応しているわけではなく、2種類~4種類くらいのところもあれば、10種類以上もの仮想通貨でバイナリーオプションができるようになっているところもあります。
バイナリーオプションに対応している主な仮想通貨
バイナリーオプション業者がどの仮想通貨に対応しているのかというのも問題点の一つで、業者選びのときには気にかけなければならないポイントです。
しかし、バイナリーオプション取引をしていくなら、まずはどの仮想通貨が良いのかを見極めたり、それぞれの仮想通貨の特徴を理解したりする必要があるでしょう。
膨大な数の仮想通貨が登場しましたが、その中でもバイナリーオプションによる取引に対応している仮想通貨はどれなのでしょうか。
ここでは現時点でバイナリーオプション取引に使用されている仮想通貨の中から主要なものをピックアップして紹介します。
【BTC】ビットコイン
ビットコインは仮想通貨の代名詞として使われていたこともあるほど世界的に有名な仮想通貨です。2008年に世界で初めて使われるようになった仮想通貨で、歴史の長さの影響も受けて仮想通貨トレードをするときにはよく選ばれています。
仮想通貨の中ではほぼ最古参とカテゴライズできるような仮想通貨となっていますので知名度も抜群です。また、何かの記念に、ということでバイナリーオプションとは関係なく、記念品的な意味合いでこの仮想通貨を保有していた方が多くいらっしゃるというのも特徴と言えるでしょう。
このような事情があるため、世界的にトレーダーが多く相場が比較的安定していて、急激な価格の変動が起こりにくくなっています。また、トレンドが比較的はっきりとしていてわかりやすいのも特徴です。ベテランから初心者まで多くの人がトレーダーとなっていることが全体的なトレンドをわかりやすくしています。
【ETH】イーサリアムクラシック
イーサリアムクラシックは、分散型アプリケーションを構築するためのプラットフォームとして提供されているものです。スマートコントラクトへの応用も進んでいるため、ユーザーが増えてきています。
イーサリアムクラシックは仮想通貨の中でも承認速度が速くて、15秒くらいで行われる仕組みになっています。スピード感がある影響もあって、相場の変動が比較的起こりやすいのが特徴です。時価総額も後述のイーサリアムに比べてかなり少なくなっています。
【ETH】イーサリアム
イーサリアムはイーサリアムクラシックと分裂してできた仮想通貨で、イーサリアムクラシックと同様に分散型アプリケーションの構築のためのプラットフォームとして提供されています。
スマートコントラクトにも利用されている点でも同様で、イーサリアムクラシックと混同されがちですが、仮想通貨トレードをする上ではイーサリアムクラシックとはイーサリアムはかなり違いがあり、同じ枠組みで考えることはできません。
ビットコインに次ぐ時価総額を誇っていて取引量も多いことから、相場が安定しています。トレンドを重視して取引を進めるのがバイナリーオプションでは適切です。
【LTC】ライトコイン
ライトコインはビットコインから派生して生まれてきた仮想通貨で、よくビットコインと対されます。承認スピードを早くして決済手段としての流通を目指す仕組みを作り上げてきたことで、急速に浸透してきている仮想通貨です。
取引のスピードが速い影響でトレンドが変わりやすかったのですが、取引量も増えてきたため安定する傾向が生まれてきています。
【ZEC】ジーキャッシュ
ジーキャッシュは匿名性のある取引を実現している仮想通貨ですが、匿名性のある仮想通貨に共通することではあるものの、実用性が低いことが問題視されています。
そのため、取引量が取引開始当初から伸び悩み続けていて、データトランザクションの遅さの問題もある影響であまりユーザーが増えていません。結果として相場は不安定で、ボラティリティが高くなっています。
【XRP】リップル
リップルはビットコインに次ぐシェアを持つと言われている仮想通貨です。国際送金ソリューションとして生み出されているのが特徴で、リップル社による管理が行われている仮想通貨としても知られています。
バリデーターによる承認方式を取っている影響でやや取引が遅いものの、信頼性のある取引ができることで定評があります。
【DASH】ダッシュ
ダッシュはもともとは「Dark Coin(ダークコイン)」という名称で生み出された仮想通貨でしたが、2015年に改称してダッシュとなっています。
名前から連想されるように送金スピードの速さで定評がある仮想通貨で、取引による支払いの時間が約1秒という業界トップクラスのスピードを実現しています。
匿名通貨という点もあって、小売店での決済ソリューションとして導入が急速に進んできています。取引量が増えてきた影響でトレンドが安定しつつありますが、やはりボラティリティがあることは否めません。
国内業者でバイナリーオプションの仮想通貨取引が出来ない理由は?
日本人としては海外業者よりも国内業者の方が安心で利用しやすいと考えるのはもっともなことです。国内でも仮想通貨取引でバイナリーオプションができたら良いのにと思う人も多いでしょう。
では、国内のバイナリーオプション業者では仮想通貨トレードを受け付けていないのはなぜなのでしょうか。
最大の問題となっているのは、平成29年に仮想通貨交換業者に関する内閣府令などの暗号資産に関する規制が行われるようになったことです。
この規制によって、仮想通貨を取り扱って仮想通貨と法定通貨の交換サービスを提供する事業は登録制になりました。仮想通貨交換業の登録をしなければ、例えば円と仮想通貨の交換をすることができなくなったのです。
国内のバイナリーオプション業者はこの登録をしていないため、バイナリーオプションで仮想通貨を取り扱うことができません。
近年は資金決済に関する法律で暗号資産(仮想通貨)について明確にし、日本銀行による暗号資産の一つである仮想通貨についての定義が発表されるなどの国内での動きも次々に起こってきています。
ただ、政府の考え方がだんだんと明確になってきているとはいえ、まだはっきりとした基盤整備ができている状況ではありません。
そのため、バイナリーオプション業者があえて仮想通貨交換業の登録をしてまでサービスを提供しようとしていないのが現状です。
海外業者でバイナリーオプションの仮想通貨取引をする方法
海外のバイナリーオプション業者でなら仮想通貨取引ができますが、どのような手続きをしたら取引ができるのでしょうか。
海外業者の候補を選んでこの業者で取引をしようと決めた段階から、取引を開始できるまでの流れを確認しておきましょう。
取引開始までの流れは業者ごとに少しずつ違いますが、大まかな手続きのポイントは同じなので参考にして下さい。
口座開設
バイナリーオプション取引をするには、まず最初に口座開設をする必要があります。
海外業者の場合は、オフィシャルサイトを表示するとオンラインで口座開設できるリンクが見つかります。口座開設のリンクをクリックしたら、氏名やメールアドレス、住所などの個人情報の入力をします。
そして、規約や注意事項などの書類を読んで内容を確認したら申し込みをしましょう。
申し込み手続きには本人確認書類の提出が求められます。オンラインで顔写真付きの身分証明書の画像を提出すれば良いというのが基本で、パスポートがあれば問題はありません。
この手続きを経て審査が終わると通知が届き、IDとパスワードを使ってログインできるようになります。
取引通貨選択
口座開設を完了したら入金をして、取引通貨を選択します。
バイナリーオプション業者の取引ページにアクセスしてログインすると、最初の入金を求められます。銀行振込による送金、クレジットカード決済、仮想通貨による入金といった選択肢があるのが一般的です。最低預入金額が決まっているので、それ以上の金額を支払いましょう。
この手続きを済ませると、取引画面が表示されます。仮想通貨を選択すると取引通貨が表示されるので、取引に使いたい通貨を選びましょう。
また、仮想通貨の入金も必要です。最初に仮想通貨のウォレットにある程度の資産を持っていることが前提条件となりますので、お手持ちの仮想通貨のウォレットの残高なども確認しておくようにしてください。
取引開始
通貨が決まったら取引可能な選択肢が表示されるので、判定時刻やペイアウト率などを見ていくら資金を投入するかを決めましょう。
資金を入れたら取引が始まり、判定時刻になったら結果に応じて払い戻しを受けられます。このあたりについては一般的なバイナリーオプション取引と全く変わりがないと言えるでしょう。
バイナリーオプションの醍醐味である「上がるか下がるか」をシンプルに予想してエントリーすることができるという部分では、最もシンプルなバイナリーオプション取引の形の一つと言っても過言ではなさそうです。
おすすめの仮想通貨対応バイナリーオプション業者
仮想通貨のバイナリーオプションも、一般的な通貨ペアを用いたバイナリーオプション取引とほぼ大きな枠としては変わらないことがご理解いただけたのではないでしょうか。
そこでここからは、仮想通貨対応のバイナリーオプション業者をご紹介します。
仮想通貨対応のバイナリーオプション業者はそこまで多くありません。また国内業者ではほとんど見られません。
ここでは海外のバイナリーオプション業者で仮想通貨に対応しているもののうち、ネット上である程度話題となっている業者を集めましたので確認していきましょう。
ゼントレーダー
ゼントレーダーはバイナリーオプション業界の中でも比較的新しくて、2018年から取引が可能になりました。セントビンセント・グレナディーン諸島金融庁認証を受けている信頼性のある海外業者です。
仮想通貨取引については以下の3種類の通貨から選択することができます。
- ビットコイン
- イーサリアム
- ライトコイン
ペイアウト率は160~190%で平均的な水準にあり、取引時間は最短で15分になっています。
最小取引額が1,000円で海外のバイナリーオプション業者の中では少し高めですが、ある程度は稼ぎたいと思うと必要な金額なので特に大きな問題はないでしょう。
ワールドクリプトバイナリー
ワールドクリプトバイナリーは業界でトップクラスの仮想通貨対応数を誇っている海外業者です。
- ビットコイン
- イーサリアムクラシック
- イーサリアム
- リップル
- ジーキャッシュ
- ダッシュ
- ライトコイン
- モネロ
の8種類に対応しているので、主要なところは一通りカバーしていると言えます。
種類が多ければよいわけではないのは確かですが、色々な仮想通貨でバイナリーオプションに取り組みたい人にとって魅力が大きいでしょう。
ペイアウト率は最大180%になっていて、取引時間も最短で3分という仮想通貨取引では業界最短時間を選べるのがメリットです。
【おすすめ】ハイローオーストラリア
バイナリーオプションで仮想通貨取引をするなら、もっともおすすめなのはハイローオーストラリアです。
ハイローオーストラリアは海外バイナリーオプション業者の中でも日本で高い人気があります。ナショナル・オーストラリア銀行をメインバンクにしていて金融登録も済ませている安心感があり、さらに日本語対応もしているので疑問があってもすぐに対応してもらえます。
仮想通貨取引は以下の4種類の通貨から選択することができます。
- ビットコイン
- リップル
- イーサリアム
- ライトコイン
ペイアウト倍率は185%~200%と、業界トップクラスの水準になっています。取引時間は1日単位になっているので短期取引はできませんが、トレンドで取引できそうなときにだけ利用すれば良いというスタンスでいれば勝ちやすいというメリットがあります。
4種類の仮想通貨がどれもトレンド狙いに適しているという点でもユーザー視点で勝ちやすいサービスを提供しているとわかります。その点でも信頼できる業者なので、迷ったらハイローオーストラリアを選んでおけば安心です。

ハイローオーストラリアの口座開設はキャッシュバックがあるってホント?
海外バイナリーオプション業者は口座開設も極めてスムーズに行えるという特徴があります。
日本国内のバイナリーオプション業者やFX業者も昔と比べれば口座開設はとてもスムーズになりましたが、それでも海外のバイナリーオプション業者の口座開設スピードに比べるとやや譲るものがあるでしょう。
その海外バイナリーオプション業者の中でも、頭一つ抜きん出るレベルで口座開設がスムーズなのがハイローオーストラリアです。
ハイローオーストラリアはもともと口座開設が極めてスムーズなことでも知られており、また分かりにくい手続きも一切ありません。
もしよろしければ、当ブログの人気記事でハイローオーストラリアの口座開設方法を扱った記事もどうぞ。

こちらの記事では、画像付きでハイローオーストラリアの口座開設を完全フルサポートしています。
そして、今だけの情報として、もう一つお伝えしたいことがあります。
現在、ハイローオーストラリアの口座開設にはキャッシュバックがあります(いつ終了してもおかしくはありませんが・・・)。
日本国内のFX業者・バイナリーオプション業者ではまず見られないこのキャッシュバックというサービス、詳細はハイローオーストラリアの口座開設方法の記事の中にありますが、普通に口座開設をして入金するだけで5000円分のキャッシュバックが付きます。
つまり入金した金額に5000円プラスでトレードができてしまうという大盤振る舞いを行っているのです。
長年投資家という仕事をしていますが、ハイローオーストラリアほど安心できる業者もそうそう見つかりません。
それどころか、ハイローオーストラリアではキャッシュバックということで初心者への還元も行っているので、結論から言えばハイローオーストラリアの口座開設は取引をしてもしなくても、とりあえずバイナリーオプションに興味があるなら作っておいて損はないレベルです。
一般的にFXや証券口座の開設系案件で話題となるキャッシュバックも、ほとんどのケースで承認までの時間が長かったり、下手をすると2~3ヶ月先にキャッシュバックされるようなイメージです。
しかしハイローオーストラリアはこのあたりも爆速で、口座開設が完了して入金できる段階になった時点で既にキャッシュバックが付与されます。要するに初回の取引からキャッシュバックを使って取引ができるというわけです。
ここまでスピーディーに物事が運ぶのは、日本国内の業者ではまず考えられません。
普通にバイナリーオプションの業者で口座開設をすると、5000円損してしまうということと同義と言えるでしょう。今すぐハイローオーストラリアの口座を作るなら、こちらの記事をよく読み、口座開設にお進みください。
まとめ
仮想通貨取引は世界的には活発に行われるようになっていますが、その動きに比べると日本の国内の基盤整備は遅れています。その影響でバイナリーオプションでの仮想通貨トレードは国内業者ではできません。
一方、海外のバイナリーオプション業者では活発に仮想通貨取引を導入するようになってきています。まだ全ての業者が対応しているわけではありませんが、外国為替を利用する場合と同様に簡単な手続きで取引できる業者がいくつもあります。
ハイローオーストラリアのように仮想通貨だけでなく外国為替などのバイナリーオプションでも人気が高い業者を選べば、その日のトレンドに応じて勝ちに行くための取引を柔軟にやっていくことができるでしょう。
ハイローオーストラリアにはキャッシュバックがあるという魅力もあるので、仮想通貨でバイナリーオプションをやりたいと思い立ったら、まずはハイローオーストラリアを有力候補として検討してみましょう。