ハイローオーストラリア(HighLow.com)を利用しはじめたばかりの初心者さんから、よくいただくご質問があります。
「ハイローオーストラリアは仮想通貨取引はできないのでしょうか?」
…というものです。
ここでは、そもそもハイローオーストラリアで仮想通貨取引ができるのかどうか、また対応している仮想通貨にはどのようなものがあるのかなどについて、様々な切り口から解説していきます。
仮想通貨をお持ちの方や仮想通貨バブルに興味がある方はもちろん、バイナリーオプション取引の腕を上げたい方もハイローオーストラリアと仮想通貨の関係性について学習していきましょう。

ハイローオーストラリアで仮想通貨取引はできる?
結論から言ってしまえば、ハイローオーストラリアで仮想通貨取引は可能です。
ただし、一般的な法定通貨、例えば日本円や米国ドルなどでの取引と比べるとルールや考え方がかなり複雑となりますので、以下のパートでハイローオーストラリアと仮想通貨取引について詳しく解説していきます。
仮想通貨のバイナリーオプション取引は可能
まず、仮想通貨のバイナリーオプション取引自体は可能です。ハイローオーストラリアでは2018年から仮想通貨の取引を開始しています。
ちなみに2018年と言うと、テレビのニュースなどでもビットコインバブルが取りざたされるようになったタイミングです。つまり、仮想通貨業界の盛り上がりを受けてハイローオーストラリアが仮想通貨取引に対応したという構図だと予想できます。
最近は仮想通貨の値動きが急激に上昇し、このまま行けば数日後の値動きを予測することも可能なので「ぜひともバイナリーオプションでエントリーしておきたい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ハイローオーストラリアは仮想通貨の取引が可能となっていますので、こういった突発的なイベントごとや大きな流れの時に、トレンドフォローという形でエントリーをすることもできるようになっています。
取引方法とペイアウト率
ハイローオーストラリアで仮想通貨取引を行う場合には、以下の2つの取引方法を選択することができます。
HighLow取引
HighLowスプレッド取引
ペイアウト率はHighLow取引が1.85倍、HighLowスプレッドが2.00倍となっています。基本的にハイローオーストラリアの法定通貨で行えるような取引が仮想通貨でも行えるという結論です。
ペイアウト率自体は、一般的な法定通貨ペアでの水準と変わりありません。例えば、ハイローオーストラリアでBitcoinのバイナリーオプション取引を行った場合、スプレッド取引を行って成功すると2.00倍のペイアウトを受けることができるというわけです。
最近はビットコインの“爆騰“とも呼べる驚異的な値上がりが見られています。

場合によっては、高い勝率で利益を上げることができるでしょう。一般的な通貨ペアよりも極めて強烈な上昇トレンドが発生していると言い換えることもできます。
取引のスケジュール
ここはハイローオーストラリアが法定通貨で対応しているようなスケジュールとは異なりますので、注意が必要です。
仮想通貨の場合、取引ができるのは「1日単位」のみとなります。
ハイローオーストラリアで人気の1分取引や1時間取引は利用することができず、1営業日1回 (7:00am ~ 翌日6:00am)の判定時刻で取引をすることになります。
取引終了前の転売も可能
仮想通貨の取引は1日と長いのですが、終了時刻までに途中で「転売」を行うことで利確・損切りも可能です。相場状況に応じた一つのテクニックとして覚えておくとよいでしょう。
なお、バイナリーオプションにおける転売については以下の記事で解説していますので、あわせて確認みてください。知っていると法定通貨ペアでの取引時にも役立ちます。

仮想通貨の売買そのものはできない
ハイローオーストラリアは仮想通貨取引に対応していますが、仮想通貨の売買そのものは不可能です。
ハイローオーストラリアはあくまでもバイナリーオプション業者です。
そのため仮想通貨の値動きを対象としたバイナリーオプションは可能ですが、仮想通貨の取引には対応していないというわけです。
仮想通貨の売買をしたければ「ビットフライヤー」や「コインチェック」などの仮想通貨取引所を使う必要がありますので、覚えておきましょう。
ハイローオーストラリアは仮想通貨取引に対応していますが、仮想通貨の売買そのものは不可能です。
仮想通貨の売買をしたければ「ビットフライヤー」や「コインチェック」などの仮想通貨取引所を使う必要がありますので、覚えておきましょう。

ハイローオーストラリアで取扱いのある仮想通貨は何種類?
結論から言ってしまえば、ハイローオーストラリアで取り扱いのある仮想通貨は以下の3種類です。
BITCOIN(ビットコイン)
イーサリアム
ライトコイン
ここではそれぞれの仮想通貨についてその特徴を詳しく解説していきます。
BITCOIN(ビットコイン)
まずはBitcoinです。こちらは仮想通貨の代表格にして代名詞的な存在になりました。
2017年に「ビットコインバブル」という現象が発生して、テレビのニュースなどでも大きな話題となりましたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
また、Bitcoinには以下で詳しく解説するようないくつかの特徴があります。
世界初の仮想通貨
ビットコインは、2008年にサトシナカモトという匿名の人物の論文によって初めて発表された仮想通貨です。すでに決済手段としても活用されており、電子マネーやクレジットカードなどと同様に使える店舗やサービスが増えています。
登場して間もない頃には「Bitcoinだけでピザを購入できるのかどうか?」といった社会実験的な話題も多くありましたが、今や1ビットコインあれば、ピザどころかちょっとした高級車が買えてしまうほどの相場になりました。
マイニングの仕組みを採用
ビットコインは取引検証行為「マイニング」によって新規発行されます。
中央に管理者がおらず、最も早く取引検証計算を終えた人が報酬としてビットコインを受け取ることができるという仕組みをマイニングといいます。約10分に1回成功するように自動的に調整されています。
一時期は”マイニング工場”としてコンピューターを並べたマイニングするための専用施設が様々な国に乱立したりもしていました。
他の仮想通貨の値動きに大きく影響
ビットコインは仮想通貨の中でもっとも時価総額が大きく、いわば基軸通貨的な存在です。
ビットコインの価格変動がほかの仮想通貨の値動きに影響を与えるケースも多いので、仮想通貨で取引するならチェックが不可欠といってよいでしょう。
イーサリアム
イーサリアムはアルトコイン(=ビットコイン以降に登場した、ビットコイン以外の暗号通貨の総称)の代表的存在で、2013年にロシアのVitalik Buterinという若きプログラマーによって考案された仮想通貨です。
アルファベットで「ETH」と表記されることもあります。
スマートコントラクト機能を搭載
イーサリアムは「スマートコントラクト」の機能を搭載しているのが特徴です。
スマートコントラクトとは、第三者がいなくても契約を自動で実行できる仕組みのことをいいます。仲介者不要のため、スムーズに契約を完了させることが可能です。
情報はブロックチェーン上で保存されるため、改ざんリスクが低いのもセキュリティの面から高く評価されています。
米国の先物市場に上場
米国内の先物取引・オプション取引全般を規制するCFTC(商品先物取引委員会)の下で、ビットコインとならんで先物商品として認可されています。
なおCME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)は、2021年2月にイーサリアム先物を開始する予定です。
ライトコイン
ライトコインは、元Googleエンジニアのcharlie lee氏によって2011年に誕生した仮想通貨です。
ビットコインの改良版を目指して実用性をより重視した仕組みになっており、アメリカでは特に人気です。
いち早くSegwitを導入
ライトコインでは「Segwit」という仕組みが導入されています。
Segwitとは、ブロックチェーン上に記録される取引データのサイズを圧縮する方法です。取引データが圧縮されることで1ブロックあたりに記録される取引データの量が増加し、取引処理のスピードが速くなります。
速やかな取引処理を実現するために、いち早くSegwitを導入したことで知られているのがライトコインです。
決済手段としての期待度が高い
また、ライトコインはビットコインよりも送金スピードが速く、決済手段として優秀な側面を持ちます。
個人の決済通貨としての利用にも注目が集まっている仮想通貨でもあります。
過去に取扱いのあった仮想通貨
ハイローオーストラリアでは、現行の仮想通貨のみならず、いくつかの仮想通貨の取り扱いがありました。
ここでは過去にハイローオーストラリアで取り扱いのあった仮想通貨を解説します。
公式サイトの「よくある質問」には取引可能な仮想通貨について「BITCOIN (XBT/USD), ETHERIUM, RIPPLE, LITECOIN」と記載があるのですが、現在デモトレード画面ではリップルの選択肢がありません。
これは過去にハイローオーストラリアでリップルの取り扱いがあったものの、その後取り扱いを停止しており、さらにQ&Aから消し忘れている可能性が高いものです。
ビットキャッシュコインについても以前は取引できたのですが、現在は取引不可となりました。こちらはサイトからも記載が消えています。
※なお、ハイローオーストラリアで表示されているレートの配信元は「BitMEX社」「LMAX社」となっています。
ハイローオーストラリアの仮想通貨に関する補足情報
ここからは、ハイローオーストラリアの仮想通貨に関する補足情報をいくつかご紹介していきます。
補足情報といえども重要な情報ばかりですので、ハイローオーストラリアで仮想通貨取引を検討されている方はまずこちらの内容についてきちんと確認するようにしてください。
Turbo、Turboスプレッドでは取引不可
ハイローオーストラリアの人気の取引方法の一つである「Turbo(ターボ)」。30秒取引などが人気ですが、仮想通貨ではTurboならびにTurboスプレッドは取引できません。
1日1回の判定時刻で固定されていますので、短時間に仮想通貨での取引を繰り返すといった戦法で取り組むことは不可能です。注意しておきましょう。
”そもそも論”になりますが、ここまで何度か述べたように仮想通貨は法定通貨ペアよりも値動きの幅が大きかったり、流れが特に急峻であるというケースがほとんどです。そのため、ターボ取引を行ったところで勝率を安定させるのは難しいでしょう。
驚異的な値動きで上昇トレンドが強く発生している時などに、1日1回の判定時刻で取引を行ったほうが勝率をアップさせやすいという考え方もできるのではないでしょうか。
土日はクローズ
仮想通貨に限らず、土日はハイローオーストラリア自体が休みなので取引できません。
大原則として、ハイローオーストラリアでは平日のみ取引が可能となっています。ここは法定通貨の取引と変わらないポイントです。
ちなみに祝日については各国異なるところですが、ハイローオーストラリアでは現在オーストラリアの祝日が適用されており、以下の日は休みになるため取引不可です。
名称 | 日付 | 振替日 |
ニューイヤーズデー | 1月1日(金) | – |
オーストラリアデー | 1月26日(火) | – |
グッド・フライデー | 4月2日(金) | – |
イースター | ・サタデー:4月3日(土) ・サンデー:4月4日(日) ・マンデー:4月5日(月) |
– |
アンザックデー | 4月25日(日) | 4月26日(月) |
クリスマスデー | 12月25日(土) | – |
ボクシングデー | 12月26日(日) | 12月28日(火) |
以下の記事では、土日のバイナリーオプション取引について詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

チャート分析にはトレーディングビューがおすすめ
法定通貨ペアでのバイナリーオプション取引を行う際には「MT4」を使ってチャート分析をしている人が多いでしょう。MT4でも仮想通貨のチャートを表示することはできますが、円建てのみとなります。
ハイローオーストラリアはドル建てなので、仮想通貨で取引をするときは「Tradingview(トレーディングビュー)」を使うとよいでしょう。プロ投資家によるカスタムインジケーターもあります。
Tradingview公式サイト:https://www.tradingview.com/
ハイローオーストラリアでは、法定通貨ペアと仮想通貨のどちらを選べばいい?
あくまでも私、西条独自の見解なのですが…結論からいえば、現時点では仮想通貨でのバイナリーオプション取引はあまりおすすめできません。
そのため、私は法定通貨ペアでの取引を推奨します。
理由はいくつかあるのですが、ここでは特に重要な点を2つに絞ってお伝えしていきます。
仮想通貨の市場はまだ未成熟
仮想通貨の取引が盛んになったのはここ数年で、市場がまだ成熟していないのが現状です。
バイナリーオプション取引で勝つためには過去の相場から傾向を分析してエントリーすることが必須ですが、仮想通貨はしっかりした分析ができるほどデータが揃っていないのです。

事実として、時に全くもって不安定な仮想通貨の値動きが見られることもあります。上のチャート画像のように、短時間のうちに大きく値下がりすることも珍しくなく、市場自体がまだ未成熟と言わざるを得ません。
法定通貨ペアは値動きの傾向がつかみやすい
法定通貨ペアは過去のデータが揃っていることから値動きの傾向がつかみやすいという特徴がありますが、仮想通貨は先ほど述べたように市場がまだ未成熟ということもあり、値動きの傾向がつかみにくいことがあります。
また、仮想通貨は流通している通貨の大半をごく一部の人達が保有しているという情報もあります。
2018年時点の話ですが「ビットコインの97%は4%のアドレスが保有している」という説もあるのです。
仮にその人達が大きな取引を行うと、当然のことながら価格が急変する可能性があります。そのため、安定した取引を行うのが難しいのが現状です。
その一方で、法定通貨ペアは世界中の多くの投資家が取引を行っているため値動きの傾向を予測しやすく、値動きに影響を与える物事に関する情報(ファンダメンタルズ)も収集しやすいという特徴があります。
ちなみに、ハイローオーストラリアで取引可能な通貨ペア17種類の値動きの特徴はこちらで詳しくまとめてありますので、よろしければ参考にしてみてください。

まとめ
ハイローオーストラリアでの仮想通貨取引は、結論としては可能です。対応しているのは現在のところ「ビットコイン」「イーサリアム」そして「ライトコイン」です。
それぞれの仮想通貨でバイナリーオプション取引ができれば勝率をアップさせられるようなタイミングも確かにありますので、ここは選択肢の一つとして押さえておいても良いでしょう。
ただし、あくまでも個人的な見解を申し上げるなら、仮想通貨は現状としてまだまだ市場自体が未成熟なため、予期せぬ動きをすることもあります。
つまり法定通貨ペアの方がまだ値動きの予想や各種分析に役立つデータも潤沢にあるので、勝率を上げてコツコツ取引をしていくスタンスの形であれば法定通貨ペアでのバイナリーオプション取引を強くおすすめします。
なお、こうしたトレンドに関するバイナリーオプション関連の話題は、ブログ記事よりも早くLINE@で配信することもあります。
LINE@で配信した情報は原則的にブログなどの公開スペースには出さない情報となりますので、今LINE@で私と繋がっている人のみが情報を得られるということになります。
こちらの画像をクリックしていただくと、無料でLINE@に登録できます。

私からの最新情報を見逃さないよう、今このタイミングで登録を済ませておくようにしてください。